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詩、あるいは詞

こんなに雨の降る日には

作者: 志賀飛介

こんなに雨の降る日には

君が歌う ラララ

僕も歌う ラララ?


雨が降って 地面が濡れて しめった風が頬をなでて

あれ?俺は何のためにここにいるんだっけって思って

雨粒が傘を叩く音 タイヤが地面を滑る音

耳にさしたイヤホン 雨雲みたいに暗い歌


それでもたどり着いた今日に

暗い歌が似合う今日に

流れるべくして流れたような

そんな歌を


こんなに雨の降る日には

君が歌う ラララ

僕も歌う ラララ?

口ずさんではみたものの

その声はあまりにもかすれていて

届くことを拒んでいるようだった


何もなくて 何もしなくて 何をしようとも思わなくて

歩きながらいつかの誰かの会話を思い出したりして

立ちこめる雲の色 同じような街の色

まるで深海にいるかのような静かな街


そうして歩き出した今日に

濡れた靴が気持ち悪い午後に

流れるべくして流れたような

そんな雨を


こんなに雨の降る日には

君が歌う ラララ

僕も歌う ラララ?

口ずさんではみたものの

その声はあまりにも弱々しくて

届かないことなどわかりきっていた


歩くのが下手くそだから誰よりも早く靴が濡れるんだ

そんなことを思った

ここが深海なら仕方ないか

そう思うと少し笑えた

海面に向かって気泡を吐けば 同時に溢れ出す言葉


こんなに雨に降る日には

君が歌う ラララ

僕も歌う ラララ

届かないことは承知の上で

それでも歌わずにはいられないんだよ

せめて心の中では大きな声で

君が歌う ラララ

僕が歌う ラララ ラララ ラララ…


梅雨ですねぇ。梅雨なので梅雨っぽい詞を書いてみました。

歩きながら思いついたものなので状況そのまんまです。

何もないけどなんか虚しくて、穏やかで暗い歌が聴きたくて、、、という感じですかね。


そういえば、他の方々の詞を見てみたところ、みなさん結構キーワードとか設定しているようなので僕もいくつか設定してみました。どうなんですかね?検索されやすくなったんですかね?

検索されやすくなったところで…って気もしますけど。

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