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第八回 おばあちゃんとお留守番

今回も短いです。

申し訳ないです!

どうぞ!



 おばあちゃんとお留守番



「いってらっしゃーい!」


 宗が最初に家を出て、次に玲美と魔夜。そしてどうやらフェルドマに呼び出され

たらしい真麻を最後に見送って天真は悠美と二人になった。


現在の時間は十時。


「さ、天真ちゃん。おばあちゃんと一緒に遊ぼっか」


「うん・・・」


 元気がない天真。やっぱり宗、玲美、魔夜がいないのは寂しいようだ。「あれ?

俺は?」真麻は・・・・・・・。「地の文まで俺の扱いがひどい⁉」


 それはさておき。


 悠美は天真に元気を出してもらうために提案する。


「元気にいこう!お昼ご飯を食べたら宗君たちのためにお菓子を作りましょう」


「パパたちよろこんでくれるかな?」


「ええ。もちろん。絶対と言ってもいいくらいに」


「じゃあがんばる!」


 そう言ってやっと笑顔になった天真。

 

 パパたちの中に真麻が入っているかは微妙なところだ。「これ、宗とかフェルドマが地の文じゃないよな?もしそうなら俺マジで泣いちゃう」 違うから安心しておいたらいい。


 天真のやる気に満ちた表情に悠美は笑顔になりながら言う。


「じゃあ、ついでに今日のお昼御飯も一緒に作っちゃおーか」


「うん!てんま、おひるごはんもつくる!」


 そして台所に入っていった天真。




             ・・・




 リビングで悠美と一緒に借りてきた子供向けアニメのDVDを見ていた。


「まだかなー。まだかなー。パパたちまだかえってこないのかなー」


 お昼御飯も食べ、宗達のためにお菓子を作り、悠美と遊び、今現在は宗達を待っ

ている天真。


アニメの内容もほとんど頭に入ってこない様子だ。


「今日は早いはずだからもうすぐ帰ってくると思うわよ」


「ほんとー?」


「ええ。今日は授業はないから」


「パパたちはやくかえってきてくれるかな」


「もちろんよ。たぶん走って帰って来ちゃうわよ」


「ほんと!」


「ええ」


 天真は宗達が帰ってくるのを今か今かと待ちわびていた。


「まだかなー。まだかなー」


 と、そこで家の玄関が開く音が聞こえてきた。


「だれかかえってきた!」


「誰かしらね?」


「パパかな?ママかな?それともマヤかな?」


 真麻が入っていないのはお察しだ。「・・・・・くすん」お察しだ。


「ただいま!」


「天真ちゃん。パパが帰ってきたわよ」


 悠美に促された天真はすごい勢いで玄関に向かった。


「パパ‼おかえり~」


 宗が嬉しそうな顔で天真を見ている。


「うん、ただいま」


 宗と天真が玄関でそのままじゃれていると玲美と魔夜も帰ってきた。魔夜と玲美

も走って帰って来たのか、息が切れていた。


 息切れを整えて二人も天真に言う。


「「ただいま!天真ちゃん」」


「おかえり!ママ、マヤ!」






読んでくれて感謝です。

次からは元の量に戻れると思います。

次は11日投稿です。

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