第二話 初めての依頼
《都内とある芸能プロダクション》
「……っていう事があって、それからずっと変な奴から電話やメールがきてて…アドレス変えてもまた1日後にはくるんです。」
「わかった。うちとしても、君は今の売れ筋商品だからね、何とかしてやりたいが…」
「社長、彼に依頼してみてはどうでしょう?」
「あ?彼ってのは橋本のとこの息子か?確か、今年高校生になったんだっけか。」
「はい。もうすぐ夏休みですし、社長の依頼でしたら引き受けてくれるのでは?」
「そうだな……じゃあ今日にでも訪ねてみるわ」
「お願いします。じゃあ、真野ちゃん今日は雑誌の撮影がきてるから急いで準備しなきゃ……………」
《都内とある都立高校》
「やっと終わったぜ~慎二お前テストどうだったよ?」
「まあ、ぼちぼちだな。」
「けっ、相変わらず余裕な面しやがって」
「お前が勉強しないからだバカ。」
「今日はどうする?志村たちとゲーセンでもいくか?」
「いや、美帆がそろそろ帰ってくるから帰るわ。」
「そうか。それじゃ!」
「ああ。」
《都内とある屋敷》
「お帰り~」
「なんだ、帰ってたのか美帆。」
「うん。それより、松崎さんってひとがきてるよ!」
「だから、なんか家がくせぇのか…」
「なんだと糞ガキ!!」
「で、今日は何のようっすか?」