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プロローグ
この国には、源平の時代から脈々と技をつたえる一族があった…
その一族はその時代の同業者と同じように時代ごとに主をかえ、諜報、暗殺、警護、流言、盗みなどの汚れ仕事で生活していた。
明治に入り、多くの同業者が廃業していくなかで、その一族は神の子孫といわれる国の最高権力者に仕えたが、時代が変わり、国の在り方が変わり、今では定まった主をつくらず、一般人として生活している。
……………………………………かつての技を子孫に伝承しつつ、暇つぶしで依頼をうけながら。
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