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黒き死神が笑う日  作者: 神通百力


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メタボックル

 僕はコロポックルだ。しかし、太っているからか、皆からはメタボックルと呼ばれている。

 僕たちは竪穴式住居に住んでいるのだけど、僕の家だけ入口が広い。他のコロポックルよりも横幅が広いため、通常サイズの入口だと狭すぎて入れないのだ。

 コロポックルは漁で食料を確保するのだけど、僕は下手だから一日に三匹穫れればいい方だ。

 夜になるとコロポックルたちは人里に降り、漁で得た食料を窓から差し入れている。僕は自分の分を確保するのに精いっぱいで差し入れたことは一度もない。なぜ夜に差し入れるのかというと姿を見せることを嫌っているからだ。ゆえに夜中に食料を差し入れるのだ。

 僕は漁も満足にできない落ちこぼれだ。だからメタボックルとバカにされるのかもしれない。

 皆からバカにされないためにもダイエットをしよう。

 僕は早速ランニングを始めた。


 ☆☆


 ダイエットを始めてから半年が経過し、僕は痩せることができた。これでもう皆にメタボックルとバカにされることはないはずだ。

 僕は皆にダイエットしたことを報告するために、海に向かった。今はコロポックルたちが海で漁をしている時間帯だ。

 海に着き、ダイエットの報告をしようとした。だが、皆は僕を見て口々に『あいつは誰だ? 見たことない顔だぞ』と首をかしげたのだ。

 僕は気づいてもらえなかったことにショックを受け、何も言わずにその場を立ち去ってしまった。

 あまりのショックに泣きながら、僕はやけ食いした。


 その結果、僕はメタボックルに戻ってしまった。

感想頂けると幸いです。

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