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黒き死神が笑う日  作者: 神通百力


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ケツダム

 授業の最中、急にお腹が痛くなってきた。授業が終わるまであと五分弱といったところだ。

 授業が終わるのを待つべきか、それとも手を挙げて『先生、トイレに行かせてください』と言うべきか。しかし、授業の最中にトイレに行ったら、クラスのみんなにからかわれる恐れがある。

 小便ならまだしも大便となったら、あだ名が『大便』になる可能性も捨てきれない。いや、『授業の最中に大便しに行った男くん』になることだって考えられる。

 それは何としてでも避けたい。ここは授業が終わるのを待った方がいいだろう。五分程度なら我慢できる。

 大便に意識が行き授業にまったく集中できなかったが、なんとか堪えることができた。

 俺は椅子から立ち上がり、ケツをグイッとさせた。そうすることで肛門に蓋をする。ダムの役割を果たしてくれるのだ。俺はこれを『ケツダム』と呼んでいる。

 俺は早歩きでトイレに向かった。トイレまであと一歩というところで、耐えがたい腹痛に襲われる。今までに味わったことのない腹痛だった。

 息も絶え絶えに男子トイレに入り、個室の取っ手に触れる。その瞬間、ブボッと音が鳴り響く。膝から崩れ落ちそうになった。


 

 俺のダムは――決壊した。

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