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黒き死神が笑う日  作者: 神通百力


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不思議なボタン

 外を歩いていると突如として目の前に、直径20センチほどの押しボタンのついた自動販売機くらいの大きさの箱が出現した。

 その瞬間を彼は見ていた。

 彼は興味本位でそのボタンを押してみるも何も起こらない。何度かボタンを押してみるが、やはり何も起こりはしなかった。

 彼は諦めて、家へ帰った。


 ☆☆


 翌日、彼はあのボタンのことが気になって、その場所へと赴いた。

 ボタンには行列ができていて、彼は自分の宝物を取られたような気持ちになる。彼は少し不機嫌になりながらも、最後尾へと並ぶ。

 前列の者は次々にボタンを押すも何も起こりはせず、やがて彼の順番が来る。彼はボタンを押した。が、やはり何も起こりはしなかった。

 行列を成していた者たちは不思議そうにボタンを眺めていた。やがて彼らは帰っていった。

 彼は最後にもう一度ボタンを押してみるが、やはり何も起こりはせず、諦めて家へと帰る。


 ☆☆


 そのうち人々はボタンを押すことに飽きはじめ、それは彼も同じだった。

 ボタンが出現した当初は連日テレビでニュースになっていたが、今では誰も気にも留めない。

 研究者があの場所を訪れて、研究のために何度もボタンを押してみた。けれど、何も起こらなかったため、研究の成果はないに等しかった。

 あのボタンは何なのか誰も分からない。


 ☆☆


 誰もが何も起こっていないと思い込んでいたが、実際は何も起こっていないわけではなかった。

 ボタンが押される度に、地球から遥か離れた彼方から何かが飛来してきている。それは巨大な物体であった。

 地球滅亡まであと――。

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