表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒き死神が笑う日  作者: 神通百力


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/271

開かずの間

 私は従姉の家に来ていた。見せたいものがあるというので来ることにしたのだ。

「ふっふ~ん」

 従姉は私のためにお茶を淹れてくれていた。それは嬉しいのだが、早く見せたいものとやらを見せてくれと思う。

 従姉の名は夜乃帳よるのとばり。私の名は影時水蓮かげときすいれんだ。

「水蓮ちゃん。はい、お茶どうぞ」

「ありがとう、帳姉ちゃん」

 お茶を飲む。ぷは~うめえな。

「お茶が垂れてるよ」

 帳姉ちゃんは唇の端から垂れていたお茶を口で啜ってくれた。そのままキスしてきた。

「いつ見ても可愛いな、水蓮ちゃんは」

「そ、そんなことないよ。きれいだよ帳姉ちゃん」

「ありがとう。それで見せたいものだけど」

「うん、何?」

「開かずの間なんだ」

 え? 開かずの間? 

「開かずの間って実在してるんだね」

「そうだよ」

「知らなかった。早速見せてもらっていいかな?」

「うん、行こう」

 手を差し出してきたので握った。少し恥ずかしい。

 階段を駆け上がる。二階へ到着した。

「あれが開かずの間だよ」

 帳姉ちゃんが指を差した方を見ると、汚れている扉があった。

「これが……」

 私は呟き、帳姉ちゃんの方を見る。帳姉ちゃんは頷く。

 私は扉のドアノブに手をかけて動かす。あれ? 開かない? 私は首を動かし、帳姉ちゃんを見つめる。

 帳姉ちゃんは微笑みながら口を開く。


「この家の建てつけが悪くてその扉だけが開かないんだよね」

 

感想頂けると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ