表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒き死神が笑う日  作者: 神通百力


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/271

ヒーロー志望

「聞いて驚くな。私は本日を持ってアルバイト人生をおさらばし、ヒーローになる!」 

 声を高らかに上げ、オバカな発言をしたのは恥ずかしながら俺の姉である。

「へぇ~」

 とりあえず、相槌を打つことにした。

「あんまり驚いてないな」

 ムスッとした表情で姉は言った。

「驚くなと言われたから」

「言ったことをきちんと守るとはな。そんなことじゃ世の中渡り歩いていけんぞ」

 世の中渡り歩いてない奴に言われたくないんだがな。

「それはいいとして話を進めるぞ。これが私の想像するヒーローだ」

 姉は言いながら、テーブルに紙を置いた。

 見てみるとそこにはボロボロの服を身にまとい、ヒゲがぼーぼーに生え、前歯が数本ない冴えない男が描かれていた。

「仕事と奥さんを失くし、生きる意味を見失って途方にくれてる中年の親父みたいだな。子供からすればかっこ悪いヒーローだな」

「……子供のことを考慮してなかった。私としたことが不覚。私だけじゃヒーローになれない。お前が必要だ。私と共にヒーローになろうじゃないか!」


 ☆☆

  

 これを国語の作文で書いて、提出したら怒られた。まじめに書けと。俺としては結構まじめに書いたんだがな。

 こいつを許せなくて俺はヒーローになると誓った。ヒーローになって見返してやるんだと。

 ……自分で言ってて恥ずかしくなったから、ヒーローになるん止めるわ。


 数年後。

 俺を怒った教師がヒーローになった。何があった?

感想頂けると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ