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黒き死神が笑う日  作者: 神通百力


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唐突に

 別れは唐突にやってくる。それを俺は学んだ。そう学んだのだ。

 あれは昨日のことだ。

 自分の部屋でゲームをしていたら、小腹が空き、昨日買っておいたショートケーキを食べようと思って、リビングへと降りた。

 リビングには我が愛しき妹がいた。

「はむはむ。ふう~おいしい! はふぅ~。お兄ちゃんのショートケーキを勝手に食べてやったぜ! シシシ」

 何と妹は俺が買ったショートケーキを食べていたのだ。

 そう、別れは唐突にやってくるのだ。

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