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黒き死神が笑う日  作者: 神通百力


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コンビニ

「いらっしゃいませ」

 私はトゥエンティフォー(コンビニのこと)に入ると、すぐに雑誌売り場に向かい、雑誌を買った。続いて調味料が置いてあるところに行き、マヨネーズも買った。

 それから果物売り場に行き、スイカとイチゴも買う。種を取ったスイカをボウルに入れてヘタを取ったイチゴを入れてつぶして混ぜた物。名付けてスイカストロベリーをデザートにして食べよう。

 私はウキウキした気分でレジに行き、かごを置いた。

「では、マヨネーズを温めますね!」

「ああ、はい。……って待って!」

「だめですよ。今晩は開いてないんで」

「そんな……って何の話よ!」

「え? あなたから私への誘いの話じゃ?」

「違うわよ!」

「ええ!」

「マ〇オさんの驚き方で驚くのやめてよね!」

「そうですか。では何の話でしょう」

「マヨネーズを温めるって話よ」

「それがどうかしたのですか」

「温マヨ! って新手の嫌がらせですか?」

「知っててやろうとしたのですが……」

「最低!」

「いや~それほどでも」

「褒めてない!」

「続きまして、雑誌を温めます」

「続くの? ……って雑誌? 待ちなさい!」

「何ですか、今度は」

「熱きバトル漫画を、もっと熱くするつもりですか?」

「そうですね!」

「いい〇もの客か! アンタは!」

「違いますけど」

「そうなんだ。まあ、そんなことはどうでもいいわ」

「どうでもいいんですか」

「燃えるだけじゃなく読めなくなるわ!」

「想像しながら、読めばいいんじゃないんですか」

「そうね、名案!」

「それは良かったです」

「……ってんなわけあるか~!!」

「おお、ノリツッコミ」

「ふざけてないでさっさとしなさいよね」

「……仕方ないですね」

 若干、すねた感じでやり始めた。

 何ですねてるのよ!

「サービスで割り箸十本とスプーン十個お付けいたしました」

「余計なサービス!」

 私はムカムカしながら家に帰った。

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