Power gap
『力の差』
パワー ギャップ
「なんだ亜紀か、どうしてここに?」
とりあえず警戒しておくか
「警戒するのは正解だな。じゃあさっそく」
視界から消える
『なっ!?』
体を捻って刀で防ぐ
「いきなりはひどいんじゃねーか?」
「いきなり?警戒態勢とったの確認してから攻撃しただろ」
あぁ・・・いやいや
「真正面からこいや!」
「そんなの当たるわけがないだろう?」
こいつわぁ!!
捻った体を利用して蹴りを入れる
まぁ片腕で防がれたけど
「いい蹴り・・・ではないな」
「悪かったな!!」
お互いに弾いて距離を取る
「お前、タナトスだろ?」
「さすがだな、攻撃モーション覚えてたのか」
「お前のは短調すぎる」
「お前に言われたくはないな」
お互いに攻撃が短調のため弾き合いが続く
どうにかして片腕を切り落とさないとな
亜紀は何を考えてるのかいまいち掴みづらい
腕を切るのをまってるとか言うなよ・・?
『多分そうだと思うよ?』
あぁめんどくさいな!!
「さっさとメシアの能力を使ったらどうだ?」
「お前こそタナトスの能力使えよ!」
「・・・はぁ。わかったわかった」
一旦離れる
離れたはずなんだけど
『目閉じて!!』
言われたとおり目を閉じる
生暖かい風が吹いてくる
もうすぐ春か。そう思わせる風だった
『もういいよ』
目を開ける とそこには
「おいおい・・・」
地面のところどころが切り刻まれており
空は黒い 太陽は雲が隠してしまっている
「さぁ、始めようか」
電柱の上に器用に立つ姿はこの間戦った死神そのものだった
メシア、やるぞ・・・あいつを救い出す
別に闇に飲み込まれてるとかそういうのではないがな
『今回は相手も本気だろうね』
それがどうした
右腕を切る 紫色の電気を発しながら再生する
「アトリビュート、メシア」
白衣、そしてグレイガ
始めから全力だ
地面を蹴って亜紀の方へ飛ぶ
「アトリビュート」
亜紀が何かする前に!!
「叩き切る!!」
「ダークネス」
振り下ろした剣は、亜紀の手前で止まる
「叩き切られるのはお前だ」
「がぁ!!」
腹を横払いで切られる そのまま切り飛ばされ
地面に落ちる
『あれは少しチートだね』
攻撃が通らないのはこれほどまでにめんどくさいのか
「アトリビュート」
まだするのか?今度は何だよ
「バースト」
体から力が抜けて立てなくなる
「な・・に?」
『今の何?!』
「お前と戦うのはまだ早いか」
体を動かすこともできない
ちくしょう・・・なんだこの力の差!
「くそっ!!」
「差は歴然だな?」
認めざるおえない・・・のか?
「まだだ・・・まだ、行ける!!」
「はぁ・・・アトリビュート」
力は戻っている。抜ける前に一撃入れる!
いくぞ麗花
『う、うん?』
「アトリビュート!!!!」
「「フルバスター・ブレイカー」」
え?
『被った・・・?』
攻撃がぶつかり合う
「俺に一撃入れるためにはそれしかねぇわな」
読まれてた・・・?
なら、全力ならどうだ!!
力を強くする が
また腕が吹き飛ぶ
「は・・・・?」
「俺が横っ腹を弾いただけだと思うか?」
おいおい、初撃の段階で読まれてたってことか?
視界から亜紀が消える
「GooD Night」
視界がブラックアウトする
やっぱり亜紀は最強クラスですね・・・。
多分疑問であろうことをひとつ解消しましょうか
メシア能力の再生強化は通常時でも発動します
白衣の状態は速度、力の上昇だけです




