I do not indulge in sentimentality time
『感傷に浸る時間なんて無い』
アイ ドゥーノット インダルグ イン センチメンタリィ タイム
自室
・・・・くそっ
今はまだ泣きたくないのに・・・
涙がとまらねぇ。
ちくしょう・・・ちくしょうがぁ・・・!!
御冬「おにいちゃ・・・ん?」
俺「おま・・たいみんぐ、わるす、ぎ・・」
やべぇちゃんとしゃべれねぇ
御冬「珍しいね。泣いてるなんて」
俺「だれ、が ないてる、て?」
止まれ、止まれよ
御冬「何があったの?」
こいつだけにはいえない・・いや
家族だから言わないと駄目か?
俺「実はな―」
その後御冬も泣き出し
泣き止むまでには相当な時間がかかった
公園
俺「はぁ・・・。」
なぜ公園に居るのか、説明する気も起きない
まぁ一応言ってしまうと・・・
戦闘中だから、ですね
亜紀「まさか本気で受け継いでたとはな」
俺「なぁ、今は感傷に浸っていたいんだけど」
亜紀「その能力を捨ててくれたらな」
メシア。第一どんな能力かもわからないのに捨てられるかよ
亜紀「ダークネス、アトリビュート」
俺「やめろよ・・・本気でやめろ」
亜紀「ガトリングバレット」
俺「・・・・・・。」
亜紀「避けないのか?」
正直どうでもいい。と言うよりこんな無駄なことに時間を使いたくない
『なら戦えば?』
無茶言うなよ。それこそめんどいわ
亜紀「アトリビュート」
トンッ と軽く地面を蹴った音がする
亜紀「デスサイス!!」
人間、本当に身の危険を感じると反射的に抵抗をしてしまうわけで
俺「やめろ。これ以上は俺も手を出す」
軽く鎌を弾く
亜紀「それでいいんだよ!!」
コイツにしては大振り過ぎるな
亜紀「防いでるだけでいいのか?」
俺「攻める必要性を感じないからな」
実際3回中1回くらいのペースでしか弾いてないし
亜紀「本気でこいよ。お前も試したいだろ?」
俺「嫌だ」
この能力がデス・エンジェルと同じ・・いやそれ以上なら
亜紀を簡単に倒せる。そんなことはいい
ただその時に感情がどうなるかだ
また飲み込まれでもしたら、結局何も変わらない
亜紀「エモーション・キル」
俺「!?」
感情殺し!?そこまでするのか!!
俺「っ・・・」
さすがに格闘だけじゃ無理になってきたぞ?
でも抜きたくねぇな。負けた気がする
『ようやく感情戻ってきた?』
あ?元からあるよ
『ふ~ん、どうだろうね?』
いいか、抜こう。峰打ちでやればいいし
俺「えい」
あれ?簡単に当たる・・・。
ん??んん????
俺「消えた・・?」
『やっぱりねぇ』
ああ・・偽者ですかそうですか
自室
俺「これは残るのね・・・。」
視界が歪む
『それ、きっと何かの副作用だと思うよ?』
副作用・・・?
『メシアになった時の一時的ダメージ無効とかの』
なるほどなぁ・・・。
意識がとんだ
次元の支配者とは結局なんなのか? という疑問
ん~・・・。結界が使えるって所じゃないですか?
詳しいとこはまだ決まってないんですよねぇ・・。
まぁ支配者が誕生したのは終わる2章後ですね、はい




