Curse
呪い
「再生完了・・っと」
『今日はGM三昧だね』
最悪の一日だったぜ・・・
トボトボと帰路につきながらぼやく
『でもあのGM・・・危険だね』
ああ、俺の手の内全部知ってるかのような動きしてたし
あんな奴らが増えたらどう対処すべきか
『攻撃方法変えるしかないんじゃない?』
それは無理だろ・・・
自宅
「ただいまっ、と」
自室
「久々の身体に鞭打ちすぎたか?」
着替えようとしたら脇腹が完治していないことに気がつく
『これは・・・』
おかしいな・・・あ、二の腕もかぁ
『再生能力が切れかけてる・・?』
え?
『いや・・戻ってる!!』
腕が落ちる
「え、えええぇぇえええ!!!??」
どうやら再生ではなく崩壊しているようで
「アトリビュート、スライム!!」
「もにゅ~ん」
これはスライムの中で暮らすことを強いられるか?
『いっそもう一体化しなよ』
お、ナイスアイディア!
「お兄ちゃん帰ってるなら・・・」
「ぶくぶくぶく・・・・」
「手伝ってもらおうと思ったけど忙しいみたいだね!!」
急いで部屋から出ていく
『顔は出したほうがいいんじゃない?』
「ぶはぁ」
別に苦しくもなかったから顔までやってたの忘れてたわ
『しかし、手がないね』
唸りながらも頑張って模索してみる
「なーにを悩んでるんだよ」
窓の方から声がする
「おまっ!?亜紀!よく俺の前に顔出せたな」
「いやぁ・・・すんません、あん時はは力がほんの少し暴走しましてね?」
暴走・・・だと?
「で?何しに来たんだよ」
「君の体を治しに来たんだよ」
治しに・・・?
「って、治せるのかっ!?」
「その呪い厄介だよねぇ。俺も一回やられたわ」
『呪い・・・?』
「まぁまぁそれは置いといて、スライム取れよ」
言われたとおり解放する
ドロッと足が溶け出す
「うっわ、また強力になってんじゃん」
「いや、見てないで治せよ」
「┐(´∀`)┌ハイハイ」
「いやぁでも良かったよ」
「何がだよ?」
「アレ結構本気だったから再生してなかったらと思うと・・・ね」
「そんなことでくたばる俺じゃねーよ」
「そりゃそうだw っとこれで終わりだ」
溶けた足が徐々に回復していく
「ありがと」
「どういたしまして」
『なんか友情だなぁ・・・』
「あ、そだ。ブレイカーの制御の仕方だけどさ」
その後一時間位話し込んだ
亜紀とこんなに話したのはいつ以来だろうか
「おっと、そろそろ帰らなくては!」
「食べていかないのか?」
「真帆が怖いからなw」
あぁ、あの妹は怖い。怖いというか本能が危険と判断してるレベル
「じゃぁな また学校で」
「ああ、また学校で」
リビング
「友情は育めたかな?」
降りてくるといきなり霧花がそんな話題を振ってくる
「そうだな~、育めたよ」
「友情って?誰か来てたの?」
台所から御冬が顔を出す
「亜紀が来てたよ。帰ったけどな」
「ふ~ん・・・」
「┌(┌^o^)┐」
「やめろよ?それ以上言うなよ?」
急に四つん這いになりだしたからどうしたかと思った
「元気そうでなりより、うんうん」
「は?」
「いやぁ、最近元気なかったからさ」
「あったよ、バリバリだっぜ」
「空元気はいらないよ」
まさか俺の空元気を見破るとは・・・
「さぁって元気なうちに飯食おうかぁ!!」
「お前が元気になってどうするよ」
「いいんじゃないの?元気なことはいいことだよ」
「ほら御冬もこういってるんだしさ、はしゃごうよ」
「(せめて今だけは・・・ね?)」
「最後なんて言った?」
「なんでもねぇすよ!!」
なんでこいつテンション高いと男口調になるんだろう
お久し皆さん 実は前に完成してたんだけどね
外伝ないから言うけど
来夏の初暴走戦でサンダースが出てきました
そうです絨毯爆撃の話です
あの時にサンダースの捕獲されて逃走するときに
前回の話のGMの試作機に攻撃されました
その攻撃が呪い付着です




