六十六話 決意を固めて
その後家に帰ってチョコが何か見てみることにした。
ちなみにつくちゃ本人は聞きたいことが聞けたそうなので自宅に帰っていった。
「ガトーショコラか。好きなんだよな。そういえば昔もガトーショコラを貰ったっけ」
律は思い出に浸った後
ホワイトデーに向けて準備を始めた。
それから日も経ちホワイトデーとなった。
律は堂々と教室で
「雪音。今日家の下の公園に5時頃来てくれないか?」
この際もう他のやつの事なんて気にしていられない。
「いいですよ。でも、珍しいですね。いつも私が行っていいか聞いてる気がするんですけど」
「今日はちょっと特別なんだ」
「わかりました。深くは聞きません」
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学校も終わり、雪音が公園にやってきた。
「来てくれたか」
「まあ、律くんの頼みですからね」
とりあえず二人はベンチに座ることにした。
「じゃあ、改めて読んだ理由なんだけど、これが渡したかったんだ」
と紙袋を手渡した。
「これって」
「雪音の目の色と同じ色のリボンのヘヤピンだ。後中に手紙が入ってると思う」
「確かにありますね。じゃあ、リボンつけてくれたら読みます」
「わかった」
「今日はやけに従順ですね?」
「そうか?つけ終わったぞ」
と雪音の真っ白な髪の中に水色のリボンが舞った。
「似合ってますか?」
「当たり前だろ」
雪音はいつもと違う律に照れながらも
「じゃあ、約束通り読みますね」
「どうぞ」
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雪音へ
俺は何度も言うようだけど雪音のおかげで高校生活を楽しめてる。
きっと雪音は自分もそうだと言うと思うけどそれはきっと違うと思う。
俺はあくまできっかけに過ぎなくて、その結果でしかないと思う。
配慮するって言ったのにこのざまな俺を許してくれ。
でも、本当は隠してたことがあるんだ。
まず、俺が公園を選んだ理由だけど、俺にとってとても大切で重要な場所だったから。
小学生の時も地元の公園で初めて会って俺がヒーローぶって助けたのがきっかけだったっけ。
高校生になってから会ったのも今いる公園であの時本当にただ見過ごせない一心だった。
でも、今は違う。
俺は初めて雪音に会ったころの話で言ってないことがある。
それは、俺にとって雪音が初恋の人で今でも大切な人で今の雪音も昔の雪音も大切なんだ。
だから⋯
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「だから、俺は言うよ。水野雪音さんあなたのことがずっと好きでした。だから、俺とお付き合いしてください!」
これが律の本気で決意だった。
「そのなの決まってるじゃないですか。律くん大好きです。私からもお願いします」
と涙をこぼしながらも気持ちを伝えることができた。
「ありがとう雪音。これからは二人でおたがいに支え合っていこう。何年経っても何十年経っても俺は雪音だけを愛し続けるって誓う。これからは自分だけじゃなくて二人だけの物語だ」
「そういうことを普通に言ってくれるところも大好き!もう絶対に離れない!ずっと一緒にいてね?律くん」
「もちろんだ」
こうして、バレンタインカップルが誕生したのだった。
ついに付き合わせることができました!
ずっとハイスピードで描き続けてきましたけどこれからは内容重視で行きたいと思います。
一応、ここが一区切りという形にはなりますがこれからもよろしくお願いします。




