七話 日常の変化
それから俺の学校生活は変化した。
学校で普通に話しかけて来てくれたりしていた。
そのたび他の男子(優を除く)が視線を送ってくるのは言うまでもない。
そして、とある日の休み時間水野から「一緒に帰りませんか?」と言うお誘いを受けた。
断る理由もないので即答で了承した。
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「じゃあ、白月さん一緒に帰りましょう」
「そうだな、帰るか」
と言って俺達は教室を出た。
しかし、廊下を歩いているだけで水野は目線を集めてしまうらしい。
さすが、学校中でヒロインちゃんと呼ばれるだけある。その由来はアニメや漫画のヒロインのように文武両道で努力家その上目線を集めてしまうレベルの美貌の持ち主だからというのが俺が聞いたことがあるものである
「水野も大変だな。」
「いえ、いつものことですから。」
それからは特になく学校を出ることができた。
学校を出るまでは。
ちょうど帰るタイミングが被った優と茜に会ってしまった。
「あ、茜、律が女子と下校してるぞ!」
「りっつーがついに彼女を!?」
「お前ら茶化すな、水野のはただの友達だし家が近いから一緒に帰ってるだけだ」
「そう言うてますけど水野さんや、本当ですか?」
と茜が聞いた。
「はい、白月さんとはお友達です。」
「そっかー、残念」
「何が残念だ」
睨み合っているとそこに優が仲裁に入ってきた。
「まあまあ、よかったじゃねえか。律が女友達それも水野さんだぜ。俺は嬉しいよ」
「お前は俺の親父か」
ナイスツッコミと優からの返事が返ってきた。
「ねえねえ、四人一緒に帰らない?」
「俺はいいけど水野は」
「私を全然大丈夫ですよ」
「ならけってーい」
と四人帰ることになった。