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陰キャくんとヒロインちゃん  作者: 霜月みぞれ
クリスマス お正月編
61/70

五十八話 大晦日だよ

あれから、六日経って12月31日。

一緒に年越しをしようということで今、雪音は律の家に来ていた。

「ちょっと早すぎるんじゃないか?」

(現在午後三時)

「いやー、張り切り過ぎちゃいました」

と笑って誤魔化していたが⋯

(今日なんか様子がおかしいような?)

今日の雪音はいつもよりふわふわしていて、挙動不審なところがある。

(まさか⋯体調不良か。俺が誘ったから無理してくれてるんだ)

それはいけないと律は行動に出た。

「もしかして、しんどいか?」

「い、いえ別に」

やっぱり動揺してる。

と律は雪音のおでこに手を当てて熱があるか確認した。

「〜〜〜」

と雪音が声にならない声をだしていたが律は気にせず続けた。

「熱はないみたいだな。雪音、しんどくなった言っていいからな」

「はい?でも本当に体調不良とかではないんですけど⋯」

「でも、なんか様子がおかしかったぞ」

「あー、それは」

と律の誤解解くための説明が行われた。

「つまり、ただ緊張してただけだったのか⋯」

(思い込みでしたとか恥ずかしすぎだろ!)

と律はこころの中で嘆いていた。

「でも、心配してくれる人がいるのはうれしいですね」

その言葉に律は安心した。

「そっか。でも、しんどくなったらいつでも言ってくれよ」

「その時は頼らせてもらいます」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



時間も十一時五十分ぐらいになり二人は神社に来ていた。

「人多いですね」

「まあ、大晦日だしな」

律は思っていた

「そういえば、どうして、家にいる時あんなに挙動不審だったんだ?」

「それは家族以外と大晦日を過ごしたことがなかったので少し緊張しててですね⋯」

「どうだったのか。安心した」

「え?」

「気疲れしてるんじゃないかって不安だったから」

「やっぱり優しい」

「そうか?おっと、そろそろ十二時だぞ」

と律はスマホの画面の時計が十二時五十九分を示しているのに気がついた。

「そろそろだな」

「はい」

お、カウントダウンが始まったみたいだ。

5 4 3 2 1 

ハッピーニューイヤー

「今年もよろしくな」

「こちらこそよろしくお願いします」

こうして、二人で新たな一年を迎えた。


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