五十七話 プレゼントの中身は?
それから、俺たちは仲良く雑談をしながら時間を過ごしていった。
「チキンもなくなっちゃいました」
と少し寂しそうに言った。
「なら最後のイベントだ」
「それって」
と雪音は期待の目をして言った。
「プレゼントの中身をみることだ」
「楽しみです!何が入ってるんでしょう?」
「それは開けてからのお楽しみだな」
雪音は小さい子供のように明らかにワクワクしていた。
「開けていいですか?」
「どうぞ」
と丁寧に開けられたラッピングから姿を現したのは料理本だった。
実はあの日買った料理本はこのためのものだった。
「この前確か包丁もらってただろ?雪音はもうちゃんと料理ができるからちょうどいいかなって」
と誕生日のことを思い浮かべながら言った。
「わぁー、うれしいです!料理本あんまり種類が多いものは持ってなかったので」
思ってたより好評そうだ。
「喜んでくれてよかった。俺も雪音のプレゼント見ていいか?」
「もちろんいいですよ」
とご機嫌に言った。
そこからでてきたのはハンカチだ。
そして、律は違和感に気がついた。
「もしかして⋯手作りか?」
「流石ですね。それは私の手作りです」
雪音はこの日のためにハンカチを作ってきていた。
「手作りか大切にするよ。でも、もったいないから部屋に飾るのもありだな」
「ちゃんと使ってください。使ってなかったら許しませんよ」
確かに雪音に失礼だったかもしれない。
「なら、毎日使わせてもらうよ」
「はい、そうしてくださいね」
と約束を交わした。
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「クリスマスはもう終わりですね」
時計は十二時をさそうとしていた。
時の流れは早いなと律は感じた。
「そうだな。ところで大晦日は空いてるか?」
「空いてますね」
「なら、一緒に神社に行って年越ししないか?」
と律は勢いのままお誘いをした。
(ちょっと大胆すぎたなぁ〜)
と少し後悔していると
「いいですね。一緒に年越ししましょう!」
と返事があった。
「なら、決まりだな」
こうして、クリスマスパーティーは終わり次に年越しを一緒にする約束をしたのだった。




