五十四話 助っ人を呼ぼう
その後宣言した通り、優は俺の家にやってきた。
「律ー、来たぞ〜」
「正直来ないでほしかったが、もしもの時のために助っ人を呼んでおいた。」
「山本さんが勉強を教えてほしいと律くんに頼んでいたので助けてほしいと頼まれたので」
「おー、学年トップツーが揃って教えてくれるなんて」
「おだててもなんもでないぞ」
「それでもありがたいがな」
「あー、でも、そろそろ⋯」
と後ろのドアが勢いよく開いた。
「やっほー、茜ちゃんだよ〜」
ちょっと静かに来てほしいものだ⋯
「茜じゃん!どうしてここに?」
「私も一緒に勉強しようと思ってね」
そう、学校で雪音に手伝ってもらおうと話していたらちょうど茜が来てそのままなし崩し的にくることになってしまった。
「うちは、そこまで広くないんだけど」
「まあまあ、多いほうがいいこともありますよ」
と雪音が励ましてくれるだけ幸いだった。
「とにかくだ!やるなら早くしてくれ」
と俺は呆れながら言った。
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「はぁ、いつまでするんだよ。もういいだろ」
「いやぁー、不安がなくらなくて」
「でもさ、もうテスト明日だぞ!」
あの日から毎日勉強会を繰り返していた。
そのたびに律宅は使われた。
「なんで、毎回俺の家だったんだよ」
「いやだって、家も親がうるさいし、茜も一緒だろ。水野さんの家は流石にダメだな」
「で残ったのが俺の家だと⋯」
本当に勘弁してくれ。
と俺は思った。
まあ、残りの悪あがきをして、テスト当日
を終えて後日
「なんで、うちの学校の結果発表はこんな早いんだ」
三日のうちの二日目までのテストは分かる。
三日目の英語はおかしいだろ。
終わってから十二時間も経ってないんだが。
化物しかおらんのか?
ちなみに俺も雪音も順位は変わっていない。
優は四十九位 茜は三十九位だった。
二人は赤点回避だーと喜んでいた。
「どうしてこんな目に」
教えているうちにどんどん勉強する羽目になった。
それが今の結果がある理由だろう。
「勘弁してほしすぎる」
「まあ、いいじゃないですか。もう、クリスマスしかないじゃないですか」
「そうだけどな⋯」
それを遮って楽しみましょうねと言って喜んでいた。
「今回は私が準備するので待っててください。」
「なら、楽しみにしておこうかな」
とこっそりプレゼントを用意しておこうと考える律だったのだった。




