五十三話 クリスマスの前に
新作始めました
『役立たずと言われた魔法使い、スキル『融合』で無双します!』
もぜひよかったら見てください。
あの日から一ヶ月が過ぎようとしていた。
そうこうしているうちに学校の二学期の終わりも近づいてきていた。
だがしかし、高校生の大半が苦にしか感じないであろうイベントも近づいてきていた。
「うっわぁ、またテストじゃねえか」
と優はうなだれていた。
「普通に勉強して、赤点だけ回避すればいいだけだろ?」
「それが言えるお前が羨ましいよ」
実際律はそこまで勉強では困っていない。
それどころか、成績上位につけている。
「でも、いいじゃねえか。一年は考査テスト三回だけなんだから」
「でもなぁ〜。それって来年から四回に増えるってことか」
「まあ、そうだな。でも今は目の前のテストに集中したらどうだ?」
夏休みに赤点を取った人は補習があるという話をしたのを覚えているだろうか?
これはもちろん冬休みにも適応される。
これを優に教えてやるのは残酷だがしかしあいつのためにも教えてやることにして。
すると、優は急に顔色が悪くなったように見えたが気のせいだろう。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
律は家に帰って自習をしていた。
「とは言え俺もサボってはいられないんだよな」
ほんとはボチボチ頑張るつもりでいた律はそれを雪音に知られてしまい、お説教を食らった。
「一度挙げた成績はキープしないとダメです!」と
「特にやる気も起きないしもう赤点回避だけでもいいと思うんだけど⋯」
今回律には目的も目標もなかった。
前は目標も雪音が定めてくれていたのだが
そんな律にとって目標を立てると言うのはよくわからなかった。
「でもな⋯たぶん手を抜いたら怒られるだろうな」
と律ははぁーとため息を漏らした。
そして、なんとなく目に入ったカレンダーを見て
「クリスマスか⋯もし、補習になったら。だから、優はあんだけ悩んでたのか」
律は雪音の誕生日の日に『クリスマスも期待しておいてくれ』と言っていたのを思い出した。
「あんだけ大口切って補修は流石に嫌だな」
こうして、律の目標は補修回避になった。
そんな感じで律は毎日自習をしていた。
そんなある日の学校
「律ー、助けてくれぇ〜」
と優が泣きついてきた。
「はぁ、そんなに今回のきついか?」
「お前まじかよ⋯」
律にとってはテストは大した問題じゃなかった。
しかも、成績上位をキープし続けている。
「教えるって言ったてなにするんだよ。俺だってそこまでうまく教えるなんて無理だ」
「とりあえず、お前の家行っていいか?」
といきなりすっ飛んだことを言った。
「まだ、やるとは言⋯」
「いいのか。そうかそうか今日行くわ」
「ちょ、お前ま」
といい切る前に優はそのまま押し切って逃げていった。
「どうしてこうなった⋯」
と俺は廊下の方に手を伸ばしたまま独り言を呟いた。
まさかのテスト学生の敵テストです!
作者もいい思い出ないテストです
終わったらクリスマスです




