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陰キャくんとヒロインちゃん  作者: 霜月みぞれ
誕生日編と過去編
50/70

四十七話 雪音の過去 その三

こうして、引っ越し当日となってしまいました。

もちろん、律さんは見送りに来てくれました。

「行った先でも頑張れよ」

「うん。あと、私伝えたいことがあるの」

「なんだ?」

「私、律くんみたいにみんなと仲良くなれる人になるよ」

「そっか、それなら安心だな」

「だから、また逢う日までちゃんとキーホルダーを持っておいてね」

と言って私は車に乗り込みました。

律さんは最後まで車の方を見ながら手を振ってくれました。

そして、私は変わりました。

暗い感じをなくすために明るい人になりました。

運動も勉強も他人よりよくできるように頑張りました。

そして、今の私ができたのです。

そうして、中学校生活を一生懸命に過ごし、中三の春休み頃ついにまたあの家に戻ることができました。

高校は電車で数時間かかるところなので一人暮らしをすることになりますが、少しでも会えると思っていたら嬉しくてたまりませんでした。

そして、私はあの公園で待ってみることにしました。

しかし、来る日も来る日も律さんは来ませんでした。

噂によるといじめを受けていたこともあって遠くの高校に行くそうでもうこっちにはいないそうです。

私は絶望しました。

もう会えないんじゃないかと

絶望は連鎖します。

今度はお父さんがお母さんと別れなくてはいけなくなってしまったのです。

どうやら、お父さんの実家はどこかの名家らしく。

私のおじいちゃんに当たる人は結婚に反対していたそうです。

だから、お父さんとお母さんは駆け落ちじみた形で結婚しました。

幸か不幸か転勤が多いことで居場所はバレていませんでしたが、ついにこの時にバレてしまい、おじいちゃんに当たる人が家にやってきました。

そうして、お父さんとお母さんは別れさせられることになりました。

おじいちゃんによると再婚したかったら家のために尽くせの一言でした。

そのため私の名前はお母さんの前の名前の水野に変わりました。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



そうして、私は水野雪音として高校に入りました。

最初は律さんに気づいていませんでしたが、少し面影を感じたこともありますが昔と別人かと思うぐらい変わってしまっていたので律さんか分からなくなっていました。

ですが、あの日。包帯を()()巻いてくれたあの日私は確信したんです。

あの時の律くんだと。

どうして小学校であってないかと思ったそこのあなた正常です。

これはですね作者の実体験から来ています。

実際に道路挟んで校区が変わってました。

ご了承ください。

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