四十五話 雪音の過去 その一
色々修正しました。
すみません
学校が終わったあと雪音は家にやってきた。
「お邪魔します」
「ああ、前にも似たような事があったよな」
「はい、そうです」
「まあ、座ってくれ」
「わざわざ遊びに行っていいか聞くなんて珍しいな」
「大事なことですから。今から話すことは私の昔のことです。聞いてくれますか?」
「わかった。聞くよ」
「あと、どんな内容でも今までと同じように接してくれますか?」
「もちろんだ」
雪音はそれを聞いて安心したのか話し始めた。
「まず、私の名字は昔は水野じゃなかったんです」
と話は衝撃の内容で始まった。
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時は四年近く前まで遡る。
「ねえねえ、お母さんまた引っ越すの」
「ごめんね、雪音また引っ越すことになっちゃって」
「うんん、いいの。お母さん達も大変なんでしょ?」
「そうね。パパのお仕事が忙しいみたいなの」
「私はいいけど晴也は大丈夫かな⋯」
「晴也にも謝らないと行けないわね」
ちなみにお母さんの名前は今は水野紗良といいます。
このころの私はよくお引越しをしてました。
俗に言う転勤族です。
でも、この頃は幸せだったと思います。
(次のところではお友達できるかな?)
この頃の私の儚い夢でした。
しかし、また私の期待は裏切られます。
私がついたあと私は家の近くをふらっと歩いていました。
そして、近くの公園を通り過ぎようとしました。
しかし、誰かに声をかけられました。
「おい、お前」
でも、私は本当はわかっていました。
友達なんてできないって。だから、無視して通り過ぎようとしました。
しかし、私は突き飛ばされその男の子達に蹴るなど暴力を受けました。
「無視しやがって」
「髪しっろ。変なの〜」
「おらよ。痛いだろ」
私は丸まって耐えることしかできませんでした。
でも、ある男の子が助けてくれたんです。
それが律さんでした。
私はその時本当に嬉しかったんです。
律さんは私と仲良くしてくれました。
「お前どこから来たんだ」
「と、遠くのほうから」
「そっか大変だな。あんな奴に絡まれて、あいらつうちの学校でも噂になるほど悪ガキなんだよ」
「そうなんだ」
「いじめられたら俺に言ってくれよな。あー、俺は白月律。君は」
「私は⋯篠田雪音」
そして、話しているうちに私はこんなことを聞いていました。
「私が気味悪くないの?」
「なんで?」
「だって⋯髪は白いし暗い感じだし」
「それだけ?俺はその髪きれいだと思うよ」
「え、本当?」
「ほんとほんと」
この時私は心から嬉しかった。
私の髪をきれいだと言ってくれる人がいた。
「あーまずい。ごめんちょっと塾があるから。ばいばい」
「うん。ばいばい」
と律さんは走っていきましたが途中で立ち止まって
「俺毎日ここ通るから会ったらまた話そうぜ」
と言って律さんは再び走り出しました。
そうして、私達はよく話すようになり、親しくなりました。
そんなある日私は家の鍵を忘れ公園で座って時間を潰していました。
「お前何やってんだ」
「家の鍵忘れちゃって家入れない」
「ふーん、ちょっと待ってろ」
と言って律さんはどこかに行ってしまいました。
しばらくして律さんは帰ってきました。
「これ。母さん持たせてもらった」
「なにこれ?」
「おにぎりだ。おなか空いてるだろうからって」
なんでわかったかはあの時はわかりませんでしたが真美さんには感謝しかりませんでした。
「おいしい」
「それはよかった」
そして何個かのおにぎりを食べた後で帰ることにしました。
「もう、たぶんお母さんいるから帰るね。おにぎりありがとう」
「暗いから送っていくよ。いえどっち」
と聞かれたので家の方向を指しました。
この時はまだ家がお向かいなんて知りませんでしたけど。
「うちと同じ方向だ。じゃあ行こう?」
うん、と私達は手を繋いで道を歩いていました。
「私の家見えた」
「どれだ?」
「あれ」
律さんは少し驚いたあと
「俺の家のお向かいじゃん。おれんちあそこだから何時でもこれで会えるな」
と言ってくれました。
こうして私達は小六の終わり頃まで一緒に遊んでいました。
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「ちょっと待ってくれ。雪音は一度もこのはにはあってなかったのか」
「そうですね。律さんだって晴也のこと知らなかったでしょう」
「確かにな」
「じゃあ、続けますね」




