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陰キャくんとヒロインちゃん  作者: 霜月みぞれ
一年 夏休み編
27/70

二十七話 お泊りとお誘い

なんやかんやで妹のこのはを泊めることになったが。

「俺、寝る場所がないんだが」

と俺は夕食を食べたあとに悩んでいた。

というのも夕食が終わるとともにこのはが俺の寝室でねてしまったからだ。

流石に起こすには気が引けるし、一緒に寝るのはもっとない。

「今日はリビングで寝るか」

ふと俺は窓の外を見て雪音のことを考えた。

「あっちは大丈夫だろうか」

晴也くんは利口でいい子だからきっと自分がリビングで寝ると言い出すだろう。

でも、雪音は優しいからきっと譲ろうとするだろう。

「あっちはあっちで大変かもな」

と笑っていると雪音から電話がかかってきた。

内容は案の定寝る場所の相談だった。

「というわけでどうすればいいでしょうか?」

「そうだな。一緒に寝たら?」

「冗談はよしてください!」

「怒られた」

「律さんが悪いです」

「すみませんでした」

ならと提案をすることにした。

「手っ取り早くじゃんけんをしたらどうだ」

「それでもいいんですけど、後出しであの子負けようとするんですよね」

「なら、俺が決めていいか?」

「いいですよ。晴也をつれてきます」

すると声が聞こえてきて

「白月さん、姉さんがベットで寝るべきなんです。姉さんの部屋ですし」

「いえ、姉さんの顔を立たさせてください。というわけで、ベットでは晴也が寝るべきです」

「どちらの言い分もよくわかった。俺は晴也くんを優先させていただきます」

「やった」

「どうしてですか律さん」

雪音が不満そうだったので説明することにした。

「このはが世話になっているからな。まあ、弟の好意受け取っとけよ」

「ぐぬぬ〜。それを言われると言い返せませんね」

「ありがとございます白月さん」

「お互い様だ。気にすんなよ」

「じゃ、俺はこれで」

「おやすみなさい」

切る直前に「失敗しました」と聞こえたのは聞かなかったことにしよう。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


そして、特にやることもなくリビングで一人時間を潰しているとまた、電話がかかってきた。

「こんな時間に誰だ」

と思ったら雪音だった。

「こんな時間にどうした」

「カーテンの隙間から光が漏れ出ていましたから。まだ、起きてるのかなと思いまして」

「ああ、絶賛暇つぶし中だ」

「なら、ベランダに出てもらえますか?」

外に何かあるのだろうか?

ベランダに出ると夏とはいえ夜だからなのか肌寒さを感じた。

「前を見てください」

と言われ目に入ったのは同じくベランダに立っている部屋着姿の雪音だった。

「部屋着似合ってるな」

「え!?見えてるんですか。でも、褒めてくれてうれしいですよ」

「それはよかったよ。で、何の用なんだ?暇つぶしの相手ならするぞ」

「いえ、お誘いをしようと思って。明日せっかくなので私の家に来ませんか?」

まさかの誘いだった。


「いいのか?俺だって男子だぞ」

「律さんは悪い人じゃないってわかっているので」

「褒められてるのか?でも、部屋番知らないぞ」

「なら迎えに行くにで待っておいてください」

「じゃあありがたくまたせてもらうよ」

「待っておいてくださいね。待ってなかったら怒りますよ」

「俺はどこにも逃げないよ」

「約束ですよ。では」

と電話は切れた。


「女子の家に上がるなんて一生ないと思ってたな」

と一人俺は呟いた。

雪音のお陰で俺の生活は一転した。

感謝してもしきれないぐらいだ。


そして、俺はあることを決心した。



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