二十一話 結果発表と夏休みの始まり
二話目
「はてさて、俺の結果はどうなるのかね」
俺はそうして俺は貼り出されている順位表を見た。
水野はどうせ一位だと思っていたから問題はなかった。
問題があったのは俺の順位だった。
「に、に、二位だってー」
驚きが隠せない。つい叫んでしまった。
あー、目線が辛い。
「まさかと思うが勉強会が効いたのか?」
そうして思い出したのは勉強会の日々。
「ここが出るだったりここに注意だったり結構なにかと教えてもらっていたからな」
今度、感謝の礼をしておこう。
と思った時、ちょうど水野が来た。
「二位おめでとうございます。これでデートですね」
と囁いてきた。
「それなんだが、ほんとにいいのか?冗談で言ってたならそれでもいいから」
「冗談なんてまさか。告白全部断ってきてるような人間がデートの話を冗談で言うと思ますか?」
「いや、そうだな。なら今週末頼むよ」
「任せてください。一生の思い出にさせてみせます」
「そりゃ、頼もしいな。頼んだぞ」
そうして、俺と水野がデートをすることが決まった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
そして、二日後学校の一学期が終わった。
「校長の話ってなんで長いんだろうな」
「ほんとにそうだな」
「もっと要約すればいいのにね」
俺達三人はそんな愚痴をこぼしながら帰宅の準備をしていた。
一方、水野はというと
会えなくなるからなのか男子たちが群がっていた。
それを女子たちは
「どうして男子ってこうゆう時まとまるのかしら」
「ほんとにね」
辛辣なコメントだ。
「水野も大変だな」
「まあ、帰るころには収まるだろうよ」
あいつも大変だな。これが人気者の苦労ってやつか。
「そうならいいんだが、少し聞きたいことがあったんだけどな」
「なになに、好きなタイプでも聞くの?」
「茶化すな。勉強教えてもらっていたからお礼をちょっとな」
「二人で勉強してたの?ずるいずるい、私も雪音ちゃんとならもっと点数よかったはずだよー」
「というか、いつそこまで仲良くなったんだ?」
おっと、失言だった。どう切り抜けるか。
家が近くてはNGだ。
ろくなことにならん。
なら、
「帰る方向が一緒にだからその時に少し頼んだんだだけだ。」
これでどうだ?
「ふーん、そっか、律も隅にも置けなねえな」
「そだね。でも、ずるいものはずるい。今度あったら教えてよね」
「わかったよ」
ごまかせたか。
「お待たせしました」
とフリーになった水野がやってきた。
「じゃ、帰るとしますか」
そうして、一学期最終日は四人で家まで帰った。




