二十話 テスト当日
まとめて二話出します
昨日はまさかの水野からの不意打ちを食らった。
「律悩み事なんて余裕そうだな」
「お前ここしばらく何してたんだよ。全然話しかけてこないし」
元々何かおかしかった。
なぜか話すとよそよそしかったし、毎日学食にして昼食を一緒に食べるのも避けていた。
「何があった。正直に話せ」
「いや、決して勉強がめんどくさすぎて念の為ガミガミ言ってくるお前を避けていたとかいうわけではない。決してだ」
「あー、はいはい知ってた。で今日絶望してるわけね」
「そうだよぉ〜」
どこかげんなりしていた。
「だけど、これが終わったら今週末から夏休みだぞ。もう一回言うぞ。夏休みだ」
そういえばそうだった。
「精々宿題をするぐらいにしか感じていなかったからあまり意識してなかった」
「なんだそれ。それでも男子高校生か?お前」
「お前と違って忙しいの」
「一人だから暇ってことね。了解」
痛いとこつくなこいつ。
「なら、今度お前ん家遊びに入れてもいいか?」
「別にいいどなんもないぞ」
「それに関しては心配するな。あと茜もつれてっていいか?あいつも多分行きたいって言い出すから」
「了解。というわけで俺は最後の追い込みするからほれ散った散った」
「わかったよ。頑張れよ」
「お前がな。赤点だけは取るなよ」
「わかってるって」
と軽い返事が返ってきた。
だけど、この学校で赤点を取ると夏休み返上で補習があるらしい。
だから、みんな必死ってわけだ。
すると、チャイムが鳴った。
「あー、話してるうちに時間がなくなっちまった」
そして、教室にテスト前の緊張が走った。
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そして、数時間後テストはすべて終わった。
すると死ぬそうな顔半分終わっても安心感半分の奴らがやってきた。
「今日はお前が死にそうな顔だな」
「うるせぇ律、こっちはギリギリのラインを行ってるんだぞ」
「そうだよりっつー、私たちそこまで頭よくないよー」
「いや、それは努力しないからだろ」
この二人意外と地頭が良かったりする。
そもそもこの学校の偏差値が高いから元々頭がいいやつしかいないのである。
すると優が
「夏休みの件どうするよ」
と聞いてきた。
「結果出てから言えよ。明後日には出るらしいが」
「まあまあ、大丈夫なことが前提で」
「夏休み入った次の週ぐらいでいいんじゃないか?」
「それが妥当だな。分かったそれで行こう」
すると茜が
「雪音ちゃんは誘わないの?」
「呼びましたか?」
「ジャストタイミングな登場だ。水野」
本人は首をかしげているがこれで話がややこしくならない。
「水野さん、俺たち今律の家に遊びに行くって話をしてたんだけで水野さんはどうかな?」
「私は別に構いませんが白月さん迷惑をかけませんか?」
「別に構わないしもう慣れっこだしな」
「ならけっていー、来週の月曜日の朝に行くから」
「多分ねてるぞ」
「起きとけ」
「そんな無茶な」
「頑張ってね」
「お前らなー」
こればっかりはため息をつくしかない。
水野がペースに流されていないことだけが幸いだ。
その前にあの件はどうなるのか?
仮に俺がトップ十に入っていたら週末がなんとかかんとかと。
ホントははっきりと覚えているけど覚えていないことにしておこう。
まあ、冗談のつもりならそれでもいいんだけど。
後で本人に確認を取っておこう。
といいつつもずっと聞けずじまいそのまま結果発表日がやってきてしまった。




