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陰キャくんとヒロインちゃん  作者: みぞれ
一年 出会い編
18/70

十八話 ガールズトーク

水野ちゃん目線です。

時は俺が過去を振り返っている時より前に遡る。


私は基本一人で登校しています。

時々、白月さんと会う時があるのですがそういった時は途中まで一緒に登校して、学校に着く前に別れます。

白月さん曰く、『お互いに変な噂は立てないほうがいい』とのことでした。

私は別にいいのですが。ゴホンゴホン、今のはなかったことにしましょう。

そんなことは置いておいて私は今日は一人で登校していました。

「誰か、来てくれないでしょうか」

「雪音ちゃーん」

歩いていると途中誰かに声をかけられました。

「茜さんでしたか。おはようございます」

「うん、おはよう。せっかくだし一緒に登校しない?」


私にとって願ったり叶ったりです。

もちろん返事は「いいですよ」一択です。


茜さんは拳をグーにして、やったと喜んでいました。


そうやって二人で一緒に登校することになりました。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



しばらく歩いていると茜さんはこんな話題をだしてきました。

「ねえねえ、りっつーとはどうなの?」

思わず咳き込んでしまいました。

「特に大したことはありませんよ」

「またまた〜なんかあるでしょ」

「ほ、ほんとにありませんから」

茜さんが図星だなぁ〜と言う顔を覗かせてきました。

「本当に大したことはないんです。一緒に勉強会をしているぐらいです。」

「全然あるねぇ~それ」

そんなことはないと思うのですが⋯

「あのね、雪音ちゃん、りっつーがここまで人をすぐに信じるのはないんだよ。初めてあった時すごく警戒されてたからね私。」

とは言っていますがそのようなことは感じたことがありません。

嘘ではないのでしょうがにわかには信じてませんでした。

「まあね、それなりに信頼してるってことじゃないかな?」

「それはちょっと嬉しいですね。しかし、そこまでひどかったのですか?」

と聞いてみると


「それはひどかったよ。最初の頃は優といっしょにいない時以外話してくれなかったからね」

「初めて知りました」

そして、私は彼のことはまだまだ知らないことが多いと感じました。


「また、白月さんのこと教えてくれますか?」

「もちろん」

こうしているうちに私たちは学校に着いていました。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



教室に入ってからも私たちは仲良く話をしていました。

ふと白月さんの方を見たら山本さんと何か話しているようでした。


(今度何を話していたか聞いてみましょうか?)

そうしているうちに学校のチャイムが鳴りました。

(今日も頑張ろう)

と私は意気込みました。







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