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陰キャくんとヒロインちゃん  作者: みぞれ
一年 出会い編
15/70

十五話 勉強会(半強制)

とりあえず水野をリビングまで入れる羽目になった。

「で何をするんだ」

「そうですね。今回のテストは数学の範囲が広いらしいので数学でどうでしょうか?」

「わかった。ちょっと待っててもらえるか」

「はい、わかりました」

といって俺は自室に向かった。

「これは何ですか?」

俺が持ってきたのは何冊かのノートを持ってきた。

「これは俺の各教科まとめノートだ」

「家で結構自習してるんですか?」

「優たちが仲良く遊んでる中、真面目にやってきたので」

すると、水野は感心した顔で拍手をしてきた。

「えらいです。私でもここまでやっていません」

こいつにはよく褒められる気がする。

まあ、そんなことは置いておいて。

「苦手な部分をやる感じでいいか?」

「それで行きましょう」

そして、勉強会が始まった。

と言っても自分で言うのもなんだが結構頭はいいほうだと思う。

もちろん、水野もだ。

勉強会と言っても向かい合って勉強しているに過ぎないと思った。

そう言った時間がしばらく続いた。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



しばらくして、俺は少し水野に話しかけてみた。

「なあ、疲れてないか?」

「そうですね。少し疲れました」

きっと話さずにいる時間が長くて気まずかったのもあると思う。

という訳で俺は息抜きを提案した。

「ココアでも飲まないか?作るから」

「なら、少し好意に甘えますね」

「一応聞くが、アイスかホットどっちがいい?」

「アイスですね」

「あいわかった」

と言った感じで俺はキッチンに向かいアイスココアを作った。


「はい、アイスココア」

「ありがとうございます」

ふと、俺は時計を見た。

気づいたら六時だった。

帰ってきたの3時くらいだったよな?

まあ、集中できてる証拠か。

「誰かと一緒に勉強して集中できるとは」

その時思っていたのは優と茜のことだった。

「あいつらうるさいからな〜」

すると「どうしたんですか」と声をかけられてしまった。

「独り言だから気にすんな。時間も時間だし今日は解散しないか?」

「そうですね。じゃあまた明日」

「ああ、じゃあな」と俺は見送った。



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