十話 聞きたかったこと
記念すべき十話です。
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そうして、俺と水野は一度別れた。
その後改めて水野は訪ねてくるようだ。
「何を聞くつもりなんだろうか」
しばらく待っているとインターホンがなった水野だ。
ドアを開けると白いドレスを着ている水野がいた。
そりゃそうだよなプライベートなんだから。
「いらっしゃい、水野」
「はい、おじゃまします」
あの、と水野が話しかけてきた。
「どうした」
「この服装どう思いますか?」
「正直俺はファッションとかはわからないけど、白い髪と白いドレスが似合っていてかわいいと思うぞ」
「⋯⋯⋯」
いつもならすぐ返事が返ってくるのに今日は返ってこない。
すると小さな声で返事が返ってきた。
「そんな直球に褒められると思っていませんでした。白月さんは乙女心がわかっていません」
どうやら怒らせてしまったらしい。
「ごめん」
「次から気をつけてくださいよ」と頬を膨らませた。
そして、俺達はリビングに向かった。
この時水野は思っていた。
(照れ隠しだとバレていなくてよかった。でも、嬉しかった褒めてくれて)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
リビングに着いてからまず俺が話を切り出した。
「今日言っていた聞きたいことって何だ」
「私はどうして今の白月さんがあるのか知りたい。だから、昔のことを教えてください」
「どうして知ろうとするんだ」
俺は少し怒った口調で言った。
この時水野は少し驚いたようだがそれでも
「知りたいんです」と言ってくる。
俺はこの時熱意に負けたのか俺は昔の話をすることにした。
「あれは小学六年生だったころだ」
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