4 到着、末地下室
ネタの宝庫にしたかった…。
はぁ〜!!
ついた!多分寝室だ。
ていうか最初から神様にお願いしてれば苦労しなくて済んだのでは?
……考えちゃいけない、やめよう。
すんごく悲しくなった。
そんな"だったら"思考を頭をふることで考えないようにして寝室らしきものの扉を開ける。
が、。
「え、」
そこには驚きが広がっていた。
いや、正確には正しく寝室だったのだが少年がいなかった。
あいぇぇぇえぁ!?!?
なんでえ?!?
私きちんとお願いしたよね!?
はぁ…!?
神様信用ならん…これからは神様(笑)と呼ぼう。
『おいやめろ』
うわびっくりした。
嫌ならきちんと少年運んでよ。
『それなら地下にいるぞ』
あー、なるほどね完全に理解した。
ってできるかぁ!?!?
何してくれちゃってんの!?ねぇ!?
私が間違えて噛んじゃった子なんだよ!?
被害者くんだよ!被害者くん!!
もっと丁寧に扱えよ!!
っていうか地下のどこ!?ここ地下あるの!?
『ああ、地下牢だな』
はぁ〜!
労力増やしやがって、。
許さん、うん絶許。
神様ァ〜、勝手な事せんといてくださいよ。
『……テヘッ☆』
「げぼぉぉぉぉぉぉ!!」
うげぇ…
一気に肺にあった空気を勢いよく吐き出した。
腹には何にもなくて、吐き出せないからか少しそれが気持ち悪かった。
あー、キモイキモイ。
声が完全におっさんの神様から、テヘッ☆なんて聞きたかなかったよ。
私は。
あー、とっても酷い。
『今酷いの完全にお前じゃないか?』
そんなこたーない。
ないったら、ない。
ていう神様が、こんなにふつーのやつと喋ってていいのかな。
『ほら守護霊みたいなもんだから』
あ、そうッスか。
考えるのやめよ…。
で、神様。その地下ってどこから行けるのよ。
『階段の裏行ったところ、絨毯ひっくり返せばいい』
うわ、何その秘密基地。
『いいから行くなら急げ、時間ないぞ?』
え、?
ど、どーゆーことでして?
すんごく嫌な予感が駆け巡る。
『その地下だが、時間が立つと火炎放射が来る』
「なんでぇぇぇ!!?!」
『気分だ』
馬鹿なの!?馬鹿でしたわね!!!
しょ、少年ーーーー!!!!!
疲れて動きにくくなった体を意地だけで動かして、階段の裏に行く。
そして踏ん張りながらきれいな赤色の絨毯をひっくり返す。
これ、すっごく重い!!
でもそんなこと気にしてたら少年くんがガチの火炙りに!!!
絨毯をひっくり返すと取っ手があったので上に引っ張って、開こうとする。
が、これもまた重い!神様!!
ガチで少年殺しに来てて草ぁ!!!
じゃねぇんだよぉぉぉぉ!!!
「うおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!」
ガコッ!
と、すごい音がしたあとにゆっくりと地下室へと続く階段が現れた。
「よしっ!」
急いでその階段を駆け下りる。
転けそうになったけど別に気にしない。
見ている人なんていないし。
で、やっと少年を見つけた。
結構奥の方に、追いやられていた。
神様殺意タカーイ。
じゃ、なくってぇ!!急がないと燃える!!!
私もろともは勘弁!!!
幸い地下牢の鍵は空いていたので急いで中に入り、少年を布ごと引っ張り上げる。
わーお、少年泡吹いてるぅぅぅ!?!?
やっべぇ!!死にかけ!
なんかここジリジリ熱くなってきている気が…。
壁から小さな炎がコンニチハ!してた。
してたんだよ、うるせぇ黙って受け止めろ。
やっべぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
体力がないのに、少年を全速力で引っ張りながら上への階段を駆け上る。
ゴっ!!!
っとすごい音が後ろからして、熱波がやってきた。
けど私はなんとか少年ごと上に持ってこれたので、扉を急いで閉める。
炎が少し手漏れたのは気にしてはいけない。ないったらない。
はぁ〜!疲れたぁ。
神様洒落にならん。まじでやばい…。
許さん。
かぁーみぃーさぁーまぁー…!!
『アッハイ』
アッガイ。
は、置いといて。
きちんと寝室に頼んます。
あと、こんなの地下牢として機能して無い…。
『今回限定だからな』
殺意!!!
まぁ、よろしくね…?(圧)
『アッハイ』
はぁ…死にかけ、もう疲れた動きたくない。
『ちなみにまだ転生してから3時間しか経ってないぞ』
あ〜^^ふぁっ○~~!!!!!!




