表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

1 始まりと決意

起きたら赤ん坊の状態で本に埋もれていた。

何故に?

こういうのって普通、ある程度の年齢じゃないのかな…。

…あ、私今赤ん坊だけど神様にお願いしたから吸血姫なのはわかるけど…。

神様、やり直せるって言ってた。なら…1からですか…。

予想してなかった。

やっぱり赤ん坊だからなのか体の動きが鈍い。

手も細かく動かせない。

やりにくい…。

神様ー。ヘルプミー。

脳死で脳内で呼びかける。声出ないから仕方ない。


『ナンダ?』


うわ。なんか聞こえた。幻聴?


『違うが?』


アッハイ。神様出てきちゃったよ。


『どういう理由で呼んだ?』


いや、赤ん坊のまま誰の手を借りず生きるのはきついなーと思ったので12歳位にしてくれないかなと。


『だろうな。まぁそれくらいはいいだろう目を瞑れ』


脳内で会話しちゃったよ。

目を瞑ると、うまく瞑れない!面倒くさ。

あ、身体のどこからかバキッという鈍い音が聞こえた。


ひえっ…。

その次の瞬間には体中が痛みだした。

尋常じゃない痛みが。

いっだだだだだだだだだだだだだだ!!!!!!!

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!

骨が無理やり伸びてその分骨が増えてる!?そんでもって筋肉も釣られて伸びていったい!!!

神様!ひどい!!痛い痛い!!!


「あーーーーーー!!!!!!!」


声出た!出たけど叫び声!!!!

痛い!!!

泣く!めっちゃ痛い!!!!!

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!痛い!痛い!!痛い!いた、!く、ない?

いつの間にか痛みが収まっていた。

息切れしてる。仕方ないんだ。神様優しさがない。

もそりと起き上がると長いベージュ色の髪の毛が目に入った。

わ、綺麗。

ってこれ私の髪の毛…?伸びてる。

手も自由に動く!


「大きくなってる…!」


声も出た。やった…!

で、服ないんですが。すっぽんぽんなんですが。

これはいけない。マジで駄目。

神様は私に過干渉みたいだからお願いしたらくれるかな?

神様ー。またまたヘルプミー。


『何なんだ』


いや。服ください。これダメなやつじゃないですか。


『…世話の焼ける。まぁ、先行投資だないいだろう。』


?先行投資って…?


『気にするな。ほら』


いつの間にか服着てた。

凄いなー。

吸血鬼なら血がいるな…。人間確保しなくちゃ。

それと部下がいるな。

人手がなくちゃ何してもだめだからね。

取り敢えず生きる目標を決めた。信頼なる配下を作ろう。

私を信頼して尊敬して、絶対に裏切らない配下を。

決めた。頑張って生きようここで。

私が私らしく、私のしたいように生きる。誰もまだ私を知らない、この世界で。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ