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お散歩  作者: 星ノ銀河
1/10

怖すぎぃ!

「行ってきます」


夜 外を徘徊 もとい、散歩するのは僕の趣味だ


吹き抜ける風が気持ちいい


暗い神社が怖い


急に吠える犬にびびる 


暗いところから音が出るのマジでやめろ


「ふんふふふ〜ん」


いい感じに 風が吹いていて、 いい感じにいい気温



なんという徘徊日和



大体いつも、一時間ぐらい散歩する


行くルートは決まってない。


ふらっと出て、ふらっと帰ってくる。


それしか最近楽しみがない。


よし、今日はこの道で行こう。




公園に出た 

近所の公園だ。

 ごくごく普通の、どこにでもある、そんな公園


ブランコがあり 地球儀があり 滑り台がある あれ意外と立派




 昼、この公園は意外と人気がある よく子供が遊んでるし、老人たちが ゲートボールしてる。


でも夜は誰もいない 

だから僕のよく行く散歩スポットでもある。ベンチに座ってぼーっとするのがちょっとしたお気に入りでもあった。



そのベンチにおっさんの人影があった


はげていてデブなキモいおっさん




誰か座ってる、そのくらいしか思わなかった。


 座れないな と思い そのまま通り過ぎようとした。

  

「あのちょっと」

「え?」

話しかけられた。

こんな暗いのに、しかも知らない人から話しかけられるのは正直怖い

「君もしかして、あのサイトの子?」

「。。。は?」

「いや、10時からこの公園でやるって約束したじゃん?プロフにも書いてあったし 177 62 16って。 君高校生でしょ 若いのにエッチだなあ」

「な、なんのことですか」

なんだこのおっさん 息が荒い。。。

「とぼけちゃって」

じゃあ トイレ行こうか と 腕を掴まれる

「ちょ、ちょっと」

「ん? 青姦がいいの? 俺はそれでもいいけど、ここは住宅街だし トイレの方がいいよ」

「い、いや だから なんなんすか!」

腕を振り解く

「僕は ただの散歩で、この公園を通り抜けただけですって!」

「え?あ、 そうか」

立ち尽くすおっさん

わかってくれた。。。?

「じゃあいいわ 行って」

「は、はあ。。。」


「くそまた釣られた」

ぶつぶつぶつぶつ






うわー〜ーーーー 怖っ え? うわ、 え? 何あのおっさん 青姦?


サイト? 怖すぎんだろ ヒェえええ 


走って逃げる


後から分かったがあの公園 夜はこの辺では有名な発展場らしい


あのままトイレに連れて行かれたら 僕の純血は奪われてたかもしれない


恐ろしくなって、 散歩は しばらく中止にした。


「怖すぎるだろ」

子供の頃からよく遊んでた公園が 発展場だったんなんて 何も信じられなくなってしまうわよ。。。。






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