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義賊~暁の林檎  作者: ふ~ん
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朝の新特訓だ

こんばんは

 野郎共の返事を聞かないままに、俺達は馬車を降りるとフードを被った方々が沢山いた。

 フードは色々な色彩が入ったのがあり、一番目地味と言うのは、パッと見た感じで一色しかない生地の事だ。


 だから骨爺もそうだが、ムニなんかこの中でも高位な感じに見えなくは無い。

 だけど、近くにガチムチのムッシュとほぼ半裸はだぎのメヒョウなどが居ることで、一目は見るものの注視や目で追うという事はしないというのは直ぐに理解した。


「ささ、早く外に行って野外の準備をしよう。」


 比較的に道が整備されていて石畳になってはいるものの、行き交う馬車が多すぎる為か幾度も走る馬車の車輪の道筋はガタガタになり一段凹んでいた。

 歩道は、ここから歩いて行く人も多数いるのか比較的平坦で歩きやすい。


「坊!ソッチは反対方向ですよ。こっちに来ないと人の迷惑です!……ホラッ!?ムニとかも着いて行くから、坊がこっちに戻って来ないと!」


「知ってるよ!」


 きつく言い返したけど、やはりグイッとアリサ先生に手を引っ張られ訂正された。

 後ろや横を見れば、ルルやコロもいるし……


「俺はこの世でたった一人の義賊なんだぜ?!

この街の情報を掴んでいる方が、ナニかと便利なんでな!?……だかぁらっ!辺りを散策していたのさ。」


「それで、迷子に成ったら誰も助けてくれないよ?……良いの??」


 少し間を開けて『俺は義賊だもーん・迷わないもーん』と、ルルを中心とした奴等に音楽にのせて、ルンルン気分で歩く。

 『ここね』とアリサ先生がたどり着いたのは、道具屋。


「良い!?坊?」


 アリサ先生は俺に『良い?坊!』と言うと買う物をいつくか言ってから『坊が欲しい物は一つです!』と……別に欲しいとねだって無いのに、まるで今からねだって欲しいのか?はたまた、俺はねだると思ってんのか定かでは無いが、そういうノリを求めているのなら!


「えー。もっと欲しいなぁ。」


「もう。……じゃあ、二つまでで小銀貨までよ。」


 って、良いんかい!?最初のフリは一体!?


 ソレは、先生が変に喜んでいるから置いといて……道具屋は奥に行けば行く程に、ゴチャッと成っていて窓から光が差し込める手前側は、纏まっていて整頓されていた。

 その纏まっている中でも一際目に付いた物で、ビンの中に綺麗な玉が目に付いた。


「坊、ソレが欲しいの??」


「オ、オウ!

 じいさん、この綺麗な宝玉を二つ貰おうか!」


「あい。飴玉二つで小銅貨二枚だよ。」


「安い!じゃあ、小銀貨一枚分おくれ!」


 ここは先生が『ハイハイ。そんな多くの飴玉誰が持つの!?』と言って、銅貨一枚の飴玉十個を購入する。

 飴玉は七色あり、味も違うそうだ。


 という訳で、ルルと俺と後は大聖霊に各一個で飴玉は配置完了する。

 コロコロと頬っぺを突し出したりとしているが、そこから一切話す事が無くなり無言で街から出ると、街とグレートグリートとの中間辺りでテントを張る事にした。


「ボス!?……プランはどうしますか?」


「……」


 メヒョウの手を握ると、俺の心の意思が伝わったみたいで『ハッ!』とメヒョウは構えた。

 いや!メヒョウだけでは無い!大聖霊が、足首に両手を当て何時でも飛んでも良いポーズを取るのだ!

 そうだ!俺には日課があるし、義賊としての初特訓があるのだ。

 チュポンと飴玉を手で取って号令を掛ける。


「今から特訓!馬跳び三十行くぞ!!その後は、腹筋・背筋三十だ。

 先生、これ持ってて。」


 オイオイ何してんだ?と言う人が、渡された飴玉に愛情をぶつけている眼差しを送っているから誰も止めない。

 そればかりか、ルルもコロコロと大聖霊のテキパキした動きに感心し、くつろいで見ている状況だ。


「なるほど!義賊のレベルを上げてから攻略と言うわけですね。流石!暁のボスです!!」


「まあな!……アルも馬跳び入るか!?」


 アルは、大きく返事をして飛び入り参加をして直ぐに!?


「メヒョウとムニ、それと後はミドリが言ってるけど、背中のブラ辺りを指で押し込むのは、止めて欲しいと言ってるぞ。

 意味は分からんけどな。

 アル!飛んではかりが馬跳びでは無いのだ。馬跳びというのは、一種の共同作業なんだよ!だからアルも台に成るんだよ!」


 と、言ったら


「ぎゃあぁぁ!!」


「どど!?どうしたぁ!」


「ムニがぁ……」


「ムニに何かされたのか!?」


 アルは無言で涙を流し、ウンウンと頷く。


「ムニだけじゃナイ!メヒョウさんやミドリさんにもヤられました。

 ボス!私って、何故こうも虐められるんですかねぇ!?」


 痛がっている所を見れば、女の引っ掻きキズが生々しい。アルの背中は、赤い線が何本も入っていた。

 ?……何本も??


「最初は気持ち良かったんです!そう、ソコ!ソコ!……良いところ掻くなぁって。

 だけど、次から次へと同じ所へ必要に掻く行為はもはや攻撃と言えます!」


「坊?私は見たけど、アルさんはあろうことか!か弱い女性に手を上げたの。

 そりゃ……反撃に会うのは当然でしょ?」


 途中から、フラッと立ち寄った感じで出て来た先生は又もやフラッとアルを『治療しましょう』とか言ってズルズルと引きずって行った。

 『ルルも入れよ』とすっかり三角座りが定着していた彼女も交えて、昔の事は忘れて仲良く馬跳びをする……巡礼者を阻み砂煙がゴウゴウと吹き荒れ空は雲一つ無い、荒れ果てた荒野のど真ん中で。

明日もよろしく

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