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義賊~暁の林檎  作者: ふ~ん
46/59

仲良く

こんばんは

 衝撃である。コロはあまり話さない人間で、普段からアルみたく『俺』とか『○○だぜ!』とか言わなかったのに、涙を流して心を乱された感じのコロがソコにいた。


「ボスに泥を塗ってすいません!義賊【暁の林檎】に殺し屋が居るなんて……全く義賊の為に私は汚れているんです!

 ずっと。俺はずっと!悩んでいたんだ……真っさらなボスの綺麗なハートを汚したく無かったんだ。本当に済みませんでした!」


 コロの平謝りに、俺は何と言うか……叫んでいた。そう、そんなもんは知らん!!という感情へとなって行った。


「俺は結構ちっちゃい人間だと思っていた。

 だけど俺と違って、コロはちゃんとした人間だよ……それに殺してばかりじゃ無いだろ?

 この街で助けた数は何人救った?その数は既に殺した人数より上回っているんじゃ無いか!?よく考えてみてくれ!……そして、俺を見ろ。」


 その時!皆は俺を慕っていると思ってしまった。それは、皆が俺なんかを注視している。 


「俺は……あの夕日のオッサンの名前すら覚えて無いのに!俺は彼の正義感ゆうしゃを【義賊】という職陣に置き換えていた。

 本当に情けない……俺が憧れていたのは、義賊では無く!勇者だったのか。」


 『皆……義賊とか言って、騙してスマン』と義賊愛を話した所で


「坊は!……それで良いの!?

 ずっと。ずーっと!義賊の訓練して、努力して孤児院抜け出しては街の人達を、冒険者から守ってくれたじゃないの!それが、今の坊の言葉で嘘に成ってしまうのよ!?


 私は……私はね。ある時、坊に助けて貰った事を覚えているの。

 今でもあの時の事を覚えている。」


 アリサ先生の俺への想いを語り出した。

 

「大の大人に三人に囲まれるなんて、普通の女性なら恐怖でしか無いもの……だけどソコへ坊が降って来たことは、私にとっては義賊だったとしても勇者に見えた。

 私は、そう思った。」


 エヘヘと笑う先生に俺は


「そんな昔の事!

 ……とりあえず!!コロは今は義賊なんだ。

 自由を象徴する義賊!辞めるのも自由だし、誰かを守るのも自由だ!!

 ……だけどな、俺のイヤ!俺達の家に勝手に侵入されて黙ったままで引き下がるのか!?違うだろ。」


 『なら!どうする!?』という俺の掛け声をした時にはもう、涙を流している者は居ない。

 ルルでさえも、コロやアルの過去を受け入れたに違いないと信じよう!!


「なら、神教の総本山グレートグリートへ攻めて行きましょうか。」


 俺が拳をギュッと握りしめて、斜め上の方向を見ていると、アルがペラッと一枚の地図を出してトントンと人差し指でマークした。

 ソコは、山脈が続いていた。

 位置で言うと、俺ん家から真っ直ぐ北というのが地図で分かった。

途中何を書いているのか分かりませんでした。

明日もよろしく

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