その後の
こんばんは
三日も経過したというのに、俺の現状はそんなに変わってない。
イヤ!本当の事を言うと、コロもアルも過去の出来事を言わないのだ。
「さぁ!コロさん・アルさんも、参上ポーズを一緒に合わせましょう!」
だからって、先生が変に気を使って『打ち解けよう!』とかいうの止めて欲しいかな……ホラッ!ルルがソワソワしているじゃ無いか!
「ルル?アナタも義賊に入ったんだから、私達のポーズ【暁の】に相応しいの考えたの!?」
「義賊に、ポーズ……いる??
というか、ポーズしている間に攻撃されない?」
異議あり!
「バカよのぉ。ポーズは皆の心を一つにするだけで無く!攻撃や防御・素早さと総合的にアップしてくれるのさ!
ルルはわかって無いんだなぁ。」
俺はこんな雰囲気だったのだが、我が義賊のポーズをバカにする発言は許されない!だから即声を荒らげたんだ。
そしたら
「分からないわよ!」
突然ルルは大声を発して、机を強く一度叩いて涙を流し始めた!
「一階に入って来た団体だって、アイツ等が何を目的していたのか知らないけど!!なんで、こんなちっぽけで小さな義賊を襲撃するのよぉ。
なんで坊は、何時も面倒事をするの!?なんで命をそんなに軽く見てるの?!」
「……」
時に強く机を叩くルルは、俺を睨み付けながらも罵倒し涙を流す姿は。
悲しくて泣いているのでは無く、悔しいのか?それとも……
「神教」
黙っている俺を見たアルが一言にルルは
「神教って」
アルはゆっくりと話し出した
「神教というのは、神を信じる者逹の事だ。
だけど……この世界では一般的に、大聖霊が神と崇めるのも多い。まあ、ボスみたいに大聖霊が沢山居るっていうのが珍しいんだ。……」
アルの話は続く。
「でも、考えてもみてくれ!一つの大陸に大聖霊が7つも存在すると言うのなら!この世界は五つの大陸から成っている。
という事は!三十以上の神が存在すると言うことだ。
その多すぎる神という名の大聖霊に異議を唱えたのが、神教のトップのエリラルだ。」
【エリラル】という名を聞いて一人『ん?』と思う者が!
「エリラルって、大司教エリラル??エリラルって……死んだんじゃないの?多分、十年前に。」
コクンと頷くアルは、驚愕なる真実を話し出した。
「死んだ!確かに死んだ……いや、違うかな。
俺達が殺した……勇者と共に、俺達が神と成った奴を殺したんだ。」
しん……となった静けさに、アルの声だけが聞こえる。
「俺達は悪神を討ち取った。悪神を産み出したのは神教の奴等だ。
アイツ等は、無機物の武器に聖霊が部分的に宿るというのなら、部分的に大聖霊を憑依する・させる事で人が神に成ろう!とさせたのさ。」
「つまり?どゆこと??」
「つまり!人に七つの大聖霊を付属させたのさ。それが始まりの悪神だったわけだ。」
その後のアルの説明では、右腕・左腕・右足・左足・胴・股間・頭に七つの大聖霊が宿って意識を持った最悪の神が生まれたらしい。
では、何故アル逹は討伐したのか?
「実際の所、聖霊を所持している人間は少なかったが、一部の冒険者や王族が所持していた他の大聖霊からの反応がしなくなったと言っていた。
これは!間違いなく宣戦布告を受けたという事になる。
各国の王族や冒険者の支援の元で、俺達は悪神を倒せたんだけど……勇者のサザンが武器と共に散々と成ってしまったんだ。」
何故か、そう言って俺を見ていたので、アタマを傾げるポーズを取ると
「そのナイフ……本当は一つの剣なんだぜ。そのナイフはサザンのモノだった。
ボス!子供の頃の話で、何度も夕日のオッサンの話有りましたよね!?アレがサザンなんです。
その胸ポケットに入っている林檎専用のナイフは、アイツが料理専用に使っていたモノなんだぜぇ……。」
ポロッ……ポロッと大粒の涙を流すアル。
そしてこの男も
「ボス!俺は神教でアサシンをしていたんだ!」
コロ悲痛な叫びが俺にサックリと届いた。
明日もよろしく




