仲間プラス
こんばんは
「と!言うわけで、今からルルルは義賊の仲間入りになります。」
「なんでぇ!?」
夕方に差し掛かる頃、一階で食事を楽しもうかとコロの食事を待ってた時だった。
アリサ先生が『ご飯の時間に間に合ったね』と言って入って来た後に『紹介するね』とか言い出して勝手に話しが進んだ。
「私は義賊の先輩でもあるし、男性が三人で女性が二人で合わないでしょ?でもこれで、人数が一緒になるし丁度良いでしょ。」
と言いながら、スタスタと俺達の横を横切って階段を上って行くじゃんか!
で、今は?
「ルルルちゃん合流でカンパーイ!」
「ぅおい!?アルとコロも乗せられてんじゃねぇよ!」
なんか分からんが、アリサ先生の乾杯の声で両者は釣られて『乾杯』と楽しく言ってしまった。
ただ、俺は!……そう、暁のボスこと俺は言って無い。
「もう良いじゃ無いですか。ネ!?アリサさん」
「そうですネ。このルルルは、見た目大人な雰囲気ですし口も悪いですが、一応は恋する乙女なので皆さん暖かな目で見守って下さい。
それに坊?こんなにも、多数の仲間が賛成してくれているのなら一人だけウジウジしていたら、それこそ格好悪いんじゃ無くって!?」
うぐ。痛い所を突く!
その時、アルが俺に巧妙な光をもたらす言葉を投げ掛けてくれたのだ!俺はその言葉を紡いで、彼女に表示したのさ。
「じゃあ、本名を隠す為に名前を何にしましょうか?ルルルという名前だから……。
ボス?ここは一発バシッと決めて下さいよ!」
オッケー!
「名前?名前は既に決まっているのさ。」
ルルルよ、知らないだろうけど、お前の名前は既に決まっていたのさ。
俺は、何も迷わず彼女の方へ、スゥーと手を伸ばしてズビシッと差し示した。
「ズバリ!名はゴリラ!」
「でも、女の子でまだ十代ですもんねぇ。」
「そうですねぇ。なんか、可愛い名前有りますかねぇ。」
「そういう時は!ボスに聞いてみよう!!」
アレ?……聞いて無いのかな??
良し!発音を代えて、もう一度!
「名はゴゥィーラ!だぁ」
「ルルルさんは狩人とあと職陣は何かしてましたっけ?」
なんだろうか?このチームの連帯感は!?その完璧なまでのチーム力はルルルを圧倒させた。
なので、自分だけが坊に苛立っている未熟者と見て、アルの質問に対しては申し訳無さそうに答えた。
「まあ、狩人はレベル三万で戦士はレベル三百のカンスト。それと、中級職の看護士レベルは十二です。」
「わぉ!?中級職持ってんだね。スキルは?」
「この中級職は、あるギルドクエストで報酬で貰ったんです。今の所持しているのは、毒消しです。」
(なぜ!?俺の発言無しでも……ナゼこんなにも楽しく話してんのコイツら。)
それから、ルルルの得意技とかなんやかんやと話しが進むにつれて、チラッ!チラッ!と視線が気になって来た。
話しの内容も『乙女なんだねぇ』とか『看護士なんか、ちょっとした救世主みたい』とか『ハハハ!ルルルさん可愛い!』とかばかり聞こえて来るんだ。
「じゃあ……、ルルーとかで。」
「これからよろしくな、ルルー!」
「ルルちゃん!よろしく。」
満場一致でルルルからルルーへと変化した。
なお、ルルーとルルは状況によって呼び方を変化しても良いとなる。
これは、せめてもの俺が出した小さな自由である。まあ、先にアリサ先生が言ったヤツを真似して言っただけなのだが。
こうして夜を越す。
明日もよろしく




