服を着て水遊び
こんばんは
まあ、結局。なんと言うか……押し問答な展開となり、誰が何の為に大聖霊を集めていたのか分からないままにムニの御存知、どっかの水場へと転位することで俺達の潜入は終わった。
今はもう、宿屋横のドブへと転位されて水浴びをしながら新しくナイフに宿った大聖霊を試している最中だ。
「アル!大発見だ。何か分からんが、このナイフで林檎を切ったら美味しそうになったぞ!」
「そっスねぇ。」
「アル!いや、マジで美味しいぞ!!」
「そっスねぇ。」
俺は感動を覚えているのに、アルと来たら『あ、そっスね』と心ここに在らずといった様子に俺は心配の目を向けた。
「坊?……アルはね、英雄アルジャーニから只のいつも以下のアルに戻っただけだから!気にしないでね。」
同じ空間で同じく服を着たままに浮いたお湯へとダイブする俺達は、床も壁も濡れないプールにドップリと身体を浸かって、身体の汚れと疲れを落としている。
そんな以下なアルは置いといて、やっぱり気になる事は俺のニュースキルについてだった。
「……じゃあ、レベル三千を越えるとオーバースキルを覚えられたの!?」
(じゃあ!上騎士を三千まで上げれば私も!?)
「ああ、そうだよ。あと、俺は二つのスキルをゲットしてるんだぜ!」
(まあ、文章……というかメヒョウの説明が長くて話を中断したけどな。)
「二つのスキルの話は誰にも話さない方が良いわ。私も武道家でレベル三千行って、必中遠当て!っていうオーバースキルがあるけど……言わない方が、楽しく過ごして行けるわ。」
え?先生がレベル三千行ってるの?……あり得る!
「って!誰も私の一声で信じるとか!!……ちょっとは虚実の疑いとか言って欲しかったな。
話を変えて!……所で、坊は現在レベルはいくつなの?」
特に自慢する事も無く、サラリを言うと皆は驚愕していた。
俺としては当然それくらいは行っていると想ってたし、毎日毎日と大聖霊呼び出して朝の恒例の腹筋!背筋!馬跳び十五回をやっているんだ。
当たり前だろう!?と言いたいぜ全く!!
ところ代わり……ある見晴らしの良い所で
「チッ……ふー。死ぬとかやめろって!!
ソコ!ソコォ!!」
「ス!スミマセン!!」
「足引っ張ってスミマセン!」
(これで死なないか?……ゲッ!?)
「足!!止めるな。……ソコで、魔法使いと連動でファイアソードを後ろ足に!!」
あるヤツは『足を引っ張って』と言い少しホッとした所で厳しい指導の様な指示が入る。
その指示は、リーダーでは無いの確実だ。
彼女は後者から援護として矢を隙間!隙間へと入り、ワンテンポ遅ければパーティーに大きな被害を及びそうなのに回避を続けていた。
それもそうだ!彼女も又、レベル三千を越える者なのだから。
……
「いやー。色々と助かってます!これは孤児院に支払う分と、これは私達のピンチを救ってくれた上乗せ分です!」
「良いのですか!?……本当皆さんは優しく私を、イエ!私達を救ってくれるのですね。
なんという日でしょうか……感謝します。」
(お前等の命は、この程度の重さか??チッ。
ヘドが出る!)
この団体はどうやら、魔物退治を請け負った冒険者という団体だ。
この中で一際目立つ者こそ、背中に弓を背負って両太ももには、各足に大量の矢筒を付けて魔物を避ける姿は
「貴女のような方は冒険者の方が一人前として世間は認めてくれるでしょう。
あの素早さと集中力は狩人の本質と言えますね!……どうです?我等のギルドに報告していてもよろしいでしょうか?」
輝く眼差しを受けるのは、これが初めてじゃ無い。かといって、金儲けとは言えどもココで縁を切ってしまっては取り返しが付かないのは分かりきった事だ。
なら、いつもどうりに
「私は、孤児院の見習いシスターです。なので、この身は子供達へ御奉仕しなければならないのです!……誠にすいません。」
(だよねぇー。他からも聞いてるよ。)
「そうか……では!又お会いしましょう!
何時でも待っていますので、その時は今日みたく援護の方をよろしくです!」
(今日みたくって、いつもそうだろうが!)
「ありがとうございます。子供達の為に、又いずれギルドの方へ行きます!
その時は、よろしくお願いしますね。」
彼女の笑みからは、光輝く天使と言う人がいるにはいた。
それほど、他の仲間達からは『戦場の女神』と呼ばれていて、彼女と一緒に行動を共にすると大怪我が発生しにくいと言われていた。
明日もよろしく




