先生!ブチュと!!
こんばんは
それもそうだ!だって、ガチャとドアを開けると椅子の背もたれ部分が見えて来て、私達の入る時に生じる漏れる光によって気付いたようだ。
「あ、ボス!起きたのですね!?」
アルが普通にした挨拶は、会場をどよめかした。
ざわざわとする、この部屋から聞こえるのは『アルジャーニ様のボスって!?』とか『アルジャーニ様に命令出すだと!?』とか色々と聞こえて来た。
この会場、俺ん家の一階にある丸いテーブルよりも大きな物で、現在座っている人数はざっと二十位。
そんな二十人の大人で、ギルドの代表が座っている雰囲気とか
「オイ!アル。椅子の後ろに俺達の志!【暁の!】のシンボル旗を用意するの忘れたな。」
その雰囲気はまさに格好良く、椅子にドカッ!と座る者の後ろには、自分達の象徴の旗が掲げている様子とか見ると俺の心を高揚させた。
ただ、自分達の失態というのは知っていたのでココは小声でアルと話す。
「そっスね、旗を作るの忘れてましたね。」
ボソボソと耳打ちする正面の二人を見て紹介を求めて来る始末。
だったら!恒例の合体ポーズをお見せしようか!と、いつもの立ち位置に着いた時『ボス!今は色々とまずいので』とアルが言うんだもん。
「分かった。静かにしとく。
……そだ!アルに先生からの新しい挨拶があるんだ!」
(え?)
停止している先生は置いといて、アルの言う事と言うのは大体正解している。
アルは、あまり俺に忠告はしないけど発言すると社会的に正解をしている事が多々ある。
(成る程。やはり民衆が困って助けを求めた時こそ!我が【暁の!】の見せ場という基本理念を忘れていたぞ。)
「まさにその通り。義賊の真意を忘れてしまっていたのは情けないことだ。
さあ!先生!!勢い良く、ブチュとやってくれ。」
「まさか殺し屋か!?」
なんだそれ?
会場の方は『先生とブチュ』で反応し、アリサ先生は『ブチュ』とでアワワワとなっているし始末で、明らかに顔が赤くてオーバーヒートしている先生は思わず屈み込む。
「ハッハッハッ!こちらは先生……と言ってもアリサ先生と言ってね。
知らないかな?アリサ・デリンジャラって言う聖騎士を!」
(というか、ブチュって一体?)
全く姿は見えないが、ある人が『剣と拳を使いこなす最年少で王騎士学校を卒業した』と発言があってから、再びざわめき始める。
そんな中、
「おいおい!流石はアルジャーニじゃねぇか。
だがな、俺は知ってるぞ?お前悪神とか存在するのか分からない奴を倒して!とあるが、本当は帰って来たその日から落ちぶれた人生だったろ?
そんな奴が、例え天才少女の今はシスターの彼女を連れて来てもヨォ?!
それになんだ?さっきから黙ってばっかのコロだっけか??あとはソコのガキ。
しかも、悪い冗談でガキはボスだと?……なんだ??俺達を盾にしてオマエは又生き延びるのかぁ!?」
その頃、俺は……
「あー!コロォ!!
コロよ、オマエに任務を言い付ける。俺はこの街へやって来て気付いたのだか、なんと!ここには俺の大好物が売って無いんだと。
だから、今日は作ってくれ。大盛でな。」
先生が屈み込んだのを切っ掛けに、俺も屈むとアルの向こう側に見覚えのある足が見えたんだ。
その足に近付くとソコにコロがいたんだ。
「今日は盛大にしたいのでな。オマエ達に会えた褒美に、今日はもう一品と言わず!もう二品付けようと思う!」
テーブル下でVサイン(二品)をして、コロもVサインで了解と無言の返事をした。
「おいおい!なんだそのVサインは!?ここは遊び場じゃねぇぞ!」
その顔に刺青が入った男は、怒り飲んでいたコップをアルとは全然違う場合……そこは先生へと強く投げられた。
「おあ!?」
「オッと。俺の大事な仲間に、何すんでぇい。」
クルクルと回るグラスを、鮮やかにナイフで軽く受け取り、勢いはクルクルとわざと回して力を奪いさり、ストンとテーブルへ置いた。
ガキがいきなり登場し、軽やか過ぎるナイフの使用は投げた本人すらも唖然となった。
「なんだ?お前、ビビったんかぁ??」
ニヤニヤとして、見下す態度をする俺に明らかに怒りの矛先を向けて来たと思ったら!?
「出ろォォォ!!赤魔虫!」
「お呼びでしょうか?ご主人様」
明日もヨロシク




