こう来たら……こう!
こんばんは
何処からか俺の体を揺らしている?……誰だ。
誰かが俺を揺さぶって、声をかけているような感じがする。
「坊。……坊起きて。」
俺が?起きる?……朝食かな?
「なんだよ?ご飯か??」
ぐぐっと起きた俺は、ぐいっと伸びをして『あー!』と一声し周りを見渡す。
「ギルドまであともう少しなんだらか!早く街に入りますよ。」
半ば強引に、手を引っ張られて俺はテントから引きずり出された。
目覚めの朝は空は曇りたった。
「雨が降る前に、次の街へ行く荷馬車に乗りましょう。距離で言うと、もう目と鼻の先なんだよ。
どうせ、そういう雇い専用の荷馬車があるものなんだからね。」
ソレからは、あまり興味も無く手を引っ張られるままに……
「あ!こりゃ!……もう。
『お腹すいた』じゃ無いでしょ!?……」
次第に目蓋を閉じて、寝言に空腹のうわ言を言いながら足を崩す俺は、何か得たいのしれない体験をしていた。
そらは、心地良い振動と……この匂い、懐かしい感じがするなぁ。
「……ボス!!民衆が助けを求めてます!!」
突然のこの声は無視なんてするハズも無く『何処だ!』と叫びながら起きると
「やっと起きた。目的地に着いて、ギルド竜放火でサインして前金の百枚を受け取りましたよ。」
握り拳三個分程の大きさの袋が、ドサッ!と渡された。
「今行く!アル!コロ!付いて来い。」
そんなモノなんた二の次だ!
「ってコラ。待ちなさい。
ここには民衆は居ないし、既に待避しているから。……ここは、傭兵の町となっていたわ。」
いつも俺を起こす為にならば、先生は直ぐに嘘をついて起こしに来る。
ある時は『朝ごはん、芋づる煮しようかなぁ』とか『布団に水を溢そうかなぁ』とかって起こしに来るんだ。
誠に不本意である!が、キョロキョロするもコロとアルが見当たらないなぁ?
「コロとアルは何処だ?」
「コロはアルの付き添いで、今私達の代表で魔物討伐会議に出席しているわよ。」
(ま、どうせ出ても坊は寝るだけだしね。)
アリサ先生が持つ、金貨百枚というどっさり感もあるが、荷馬車が宿屋に成っているところから考えるに、これは??
「でも、頭である!俺がきっちり話し合いしないと!」
そう心に誓い、あの二人を探しに行こうと行動した。
明日もヨロシク




