執筆にあたって。
様々な方の協力によって同人誌として制作し、上梓した作品を公開しました。
多方面に感謝の限りです。
ロゴ・オルタさんより頂きました。
‐はっきり申しますが、私から見た日本国の景観はこの作品の世界と大差なくなっているかと思います。‐
<クレーター>
放射能汚染が酷い為に、比較的安全な地帯においても、年間20シーベルトの内部被曝を被る事になる。
かなりの危険区域だと、数分立っているだけで被曝死する場所まで存在する。
更には、放射能汚染によって変異した凶暴なミュータント達が跋扈する地区まで存在する。
そこは二ヶ月後には各国の軍産複合体によってミサイルや核爆弾を撃ち込まれて、綺麗な平地にされて、スポーツ会場施設が建設される予定となっていた。
『栄光の手』のメンバーである退役軍人である男ゴードロックは、 能力者ギルド『ドーン』の創設者である人間大の球体関節人形メビウス・リングの勅命を受けて、このクレーターの中にいる、メビウスが”絶対悪”とする錬金術師フルカネリの創造物である、ミュータント達の王エーイーリーの始末を命じられる。
クレーターの中へと向かったゴードロックを追う形で、過去に彼に遺恨を持つ、美しき女装の猟奇殺人鬼ベレトもクレーターの中へと侵入する。
それぞれの物語が交差していき、やがてこの世界のどうしようもない不条理さを、各々の人物達は体感する事になる。
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『参考文献』
響堂雪乃 略奪者のロジック1,2,3.4
響堂雪乃 独りファシズム つまり生命は資本に翻弄され続けるのか?
ナオミ・クライン 『ショック・ドクトリン』
ジョン・パーキンズ 『エコノミック・ヒットマン』
石井光太 『レンタルチャイルド』
ベセスダ社 Fallout3
校正:矢崎美月