弐 魔法習得
えーと、魔法の本は・・・。
あった。
「魔法 初級者編」
早く魔法を使えるようになってこの城から早く出て行きたい。
まずは・・・、体内の魔力の流れを見る?どうやって。
うーん、まずは黙想をして・・・あ、なんか流れてるー。
これが魔力か。意外と簡単だな-。
「「魔力感知を習得しました」」
え、今の声なに?取りあえず神の声とでも命名しておく。
えーと次は・・・、魔力を操作する。
魔力を左手に集める。次は右手。次は手から魔力を出してみる。
よし、出来た。これを繰り返せば・・・。
10分くらいかかった。
「「魔力操作を習得しました」」
よし、この調子で・・・、
次は初級魔法だ!
えーとまずは・・・。
ファイアーだ。名前が単純だなー。
目を閉じて、火をイメージする。
そっと目を開けてみる・・・。
できた!手のひらには、小さい炎が出てきた。
よしもう一回!
「「ファイアーを習得しました」」
「「無詠唱を習得しました」」
そういえば無詠唱だったな。えーとこの調子で・・・。
全部の属性を試してみた。結果は氷と、雷が一番相性がよかった。聖属性と光属性は、出来なかった。
どうやら相性が悪いらしい。空属性はこういう系の魔法ではなかった。
どうやら空属性とは、空気を操るみたいな感じだった。使い手は少ない。
アイテムボックスとかが使えるのは空属性持ちじゃないと出来ないらしい。要するにレアだ。
アイテムボックスを試してみた。すると・・・。
本が消えた。
左手に本を持っていたのだが消えてしまった。本と念じると、また本が出てきた。
便利だなー。
自分で持ってないものも出来るか試してみた。
出来なかった。
当然か、まあいいや。
そういえば途中で魔力切れを起こしたときに、ものすごく頭が痛くなった。
それを繰り返すうちに、魔力が多くなった。
そうだ、スタータスを確認しよう。
これが一番の大発見だった。自分に鑑定をやると、自分のスタータスが見えるんだ。
何でスタータスプレートなんてあるんだろう。
鑑定できない人もいるだろうけど、ま、私はいらないね。捨てないけど。
よし、鑑定
名前 コハル・ビャッコ
種族 人族
職業 魔術師
Lv 1
HP 10/10
MP 50/50
攻撃力 10
防御力 15
素早さ 10
魔攻 50
魔防 60
属性 空
スキル 鑑定 言語理解 絶対記憶 魔力感知 魔力操作 負担軽減
魔法 ファイアー ウォーター ウィンドー サンダー アイス アース ダーク アイテムボックス
ミスト
スキル称号
称号 いじめられる者 才能
これで身を守るものは出来た。
負担軽減は、魔法を使うときや、剣とかで切るときとかに、魔力や、筋肉の負担を軽減するらしい。
これ便利だよー。一回5も減ってたのに1になったし。
これ以上用もないし、取りあえず倉庫を見てみるか。
どうせ長くは住まないだろうけど。