電撃に挑戦25【マラソンと一人旅】残り278日
「書き始めたら終わらせなさい、それは一つの旅なんですよ」
一人は創作をマラソンに例えた、私もいつもマラソンに例えている。それは私が、参考書を読む前からずっと感じてきた感想だ。
だが一人は、「これは一つの旅なんだ」と旅に例えた。
実際には大量の応募者と戦っている、だからマラソンは正しいし。速く走りたいし、正しいフォームを身につけたい。だが旅はどうだろう、脱線もするし別に軽装でも良い、ゴールだって自分で決める。最低限締め切りはあるが、速く走れた選手が偉いのか? この旅には地図はない、自分で地図を書かねばならない。道中わからなくなった人に尋ねても良い。マラソンの監督は「最後まで走り抜ける体力をつけろ!」と熱血指導で言った。旅人には監督は居ない、疲れたので体力が回復するまで休んだ。
二人は何だかんだで目的地にゴールした。さすがにマラソン選手の方が速かったが、旅人も旅の出会いと別れを繰り返していた。
ふと、マラソン選手は思った。
「今度は一人旅もいいかもしれないな」と。
あれ? ポエムかな?
別にどちらの方法論が悪いという話ではないのですが、一人旅の方はこれと言ってライバルが居ないことが魅力だと思います。目に見えないライバルを想定しながら走るのは、気疲れするだけでなんのメリットもありません。地図が無く自分で作らねばならず、その街がどんな街かはリサーチしなければわからない、前もって会う人の予定は入れているが実際にあった情報と違うかもしれない。
言ってみれば。地図はプロット、旅のガイドは世界観設定、そこで会う人々はキャラ設定、実際に歩いた日の事を書き記した日記はストーリー、たまに旅のライバルを見かけますがジャンルもコースも違うので「お互い頑張って完走を目指しましょう」と言うだけ。「おまえのここが悪いんだ!」と言われてもイラッとするだけ。やっぱり今の私には旅の方がしっくり来ます。
そこで私はふと疑問に想うのですが「上手に旅するにはどうすればいいのだろう?」ですね。まあ、やっぱり、知らない土地に行くのですから前準備は必要ですよね。もし治安が悪かったら身ぐるみ剥がされて死んじゃうかもしれない。旅のガイドだって買いたいし、あらかじめ友人知人が居ればその人にも会いたい。綺麗な景色を観たら一度立ち止まってゆっくり写真でも撮りたい。
わざわざ、走ったり登山する必要も無いのです。でも、マラソンは明確なゴール、目標が無ければ成立しませんし。途中で「ゴールコースが変わりました」となったらマラソンランナーはうんざりでしょう。一人旅で目的地が変わるのは割と良くありそうですし、なんかこっちの方がしっくりきます。
いつからゴールするまでのタイムを競い合う競技になっていたのでしょうか? 結局コースで何をやったかの質が問われる競技のはずですよね? ゴールまで走れる体力がある程度ついたら、次は自分で作った世界をゆっくり観光するのもいいかもしれません。




