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自分のための小説日記  作者: ゆめみじ18


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書き方を覚えた、最後に必要なのは『熱』

 まずこの文章を見てほしいです、自分は久しぶりに自分の書いた文章で涙腺崩壊してしまいました。



 航が激情に刈られている事を察したクレープは「航!」っとなだめるが、航は手で制止のポーズをクレープにする。

「わりいクレープ、だがここは俺が計算してる最終決戦よりも折れちゃいけねえ場面だ。この口論だけは、何が何でも負けちゃならねえ。今のこいつに、俺は勝ちたい!」

 フラッシュバックする彼女の笑顔がまた航を激情に駆らせる、握り拳に汗と力が入る。

「俺だってそうだったさ!そう思ったさ!だけど無理だった!何度やっても!何度やっても!何度も何度も何度も何度も何度もやったが無理だった!お前に解るか!俺の気持ちが!俺の無力さが!バケモノみたいな力を持ってるお前にはわかんねえかもな!生まれ持ってるもので何とかやって工夫して!試行錯誤して!やっとの思いで辿りついた極地が3なんだよ!6や10なんて俺には無理なんだよ!初めっから10のお前に何が解る!」

 激情に煽られてなのか初めっから目の敵にして嫉妬しての激情なのか、とにかく激情に更に激情を上乗せした状態で勇者ラーメンは激怒した。

「うっせえてめえ!てめえだって何も解ってねえじゃねえか!何を知ってる!?むしろ知りすぎて足すくんでる未来しか見えねえぜ!これならできるこれなら出来ないって定規作って安全な道しか進まない!無理ならやめるのか!出来るからやるのか!?違うだろう!ハートが!心が!意志がやれっつったから身体が動くんだろ!邪魔する奴なんて蹴散らしちまえ!笑われたらぶっ飛ばせ!それで大抵の奴は黙るからな!泣いてる奴が居たらぶっ飛ばせ!怒ってる奴が居たらぶっ飛ばせ!普通な顔してる神経イカれたロボット人間もぶっ飛ばせ!忘れんな!」


 勇者ラーメンが一呼吸置く、時を超越してその言葉は強力無比な力を放っていた。

「お前は一人じゃねえ!!!!」


 怒号により空気が雷雲、あるいは花火によって地面が振動している時のような震えが走った。

 航は顔面ぐちゃぐちゃ、鼻水に涙にそれを堪えようと歯ぐきむき出しでポロポロボロボロと涙が止まらない、今まで痛さで我慢してた仲間の死。彼女の死。

 それが何度起こっても泣かなかった、耐えていた感情がここに来て一気に溢れ出す。

 助けられなかった、救えなかった、こんなに頼って、こんなに尽くして、あんなに笑って死の運命から脅えて・・・。

 それでも彼女は最初の場面で「やったぜ実験は成功だ!」って顔で笑うんだ、だから俺もそれに答える事にした。笑顔には笑顔で、最初くらいはハッピーに。でないと最後の絶望まで持たない、これは俺と彼女の二人だけの物語で、他に入る余地なんて何処にもない…。なのにこいつは…。それでも一人じゃないって…。


「うお…うお…うう…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおうええああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 航は感情を抑えきれずに号泣した、今まで貯まっていたゴミを洗い流すかのような滝のような涙を流す、最終決戦より大事な口論、その軍配が勇者ラーメンに上がり航は想う…。


 また負けた…。



 別に文章に熱を込めろと言いたいわけではないのですが、こういった『書きたいシーン』が最後には作品を書く原動力になる。

 機械のように黙々と書いてゆく、パターンを見つけ出したら次は前から言っていた『型』を破壊するステージへと上がらなくてはならない時が来ます。


 このシーンを説明しますと長くなりますので割合しますが。

 笑ってる奴もぶっ飛ばす、泣いてる奴もぶっ飛ばす、普通な顔してる奴もぶっ飛ばす。

 とはまたなんとも論理が破綻したぶっ飛んだ文章だろうとは思います。

 感情は伝わります、勿論無気力で書いていたら無気力に読まれます。当然、熱がある状態で無気力に読まれることはありましても。無気力に書いたら読み手は無気力になってしまいます。

 感情論ですが、本気の想いは伝わります。

 

 熱は時間が立てば冷めます、この熱の持続もまた難しいです。例えばテンションアゲアゲで書いた文章をプロットに起こしました、自分では最高に面白いと思います。

 ですが、1ヵ月後、2ヵ月後。3ヵ月後また読み返してもその熱は持続しているでしょうか? これがかなり難しいです、普通に書き直してしまう衝動にかられます。

 公募用に作品を書くと1日で書いたネタを本編で書くのに1ヵ月かかるとかはよくある話なのです。

 『これが面白んだと自分を信じる』その熱もまた大事だと最近常々思います。

 逆にテンションサゲサゲで書いた文章をプロットに起こして自分で面白いと思うのだろうか?少々無理があると思います。


 『熱』には信念、フェチ、好きなもの、勢い、想い。っという意味をこの場合込めました、無機質な文字という文章を連結させて熱を相手に伝えて感情を揺さぶる。かなり難しいです。

 それは喜怒哀楽のどれでも良ですが。とある小説の書き方には『読者を冷めさせるな』とも書いてありました。

 誤字脱字の修正…。その努力は《原稿の読みやすさ》に繋がり、読みやすさが《物語への没入》をより深くする……。ともSAOの作者さんも書いてました。

 読者を夢の世界へとグイグイグイと引き込み、現実世界へは返さない。

 某ねずみさんランドではトイレに鏡を置いてない事が有名ですね、あのような感じです。


 熱を持って書いて、周りの友達に見せて指摘されて冷静になって落ち込んでそこで続きを書くのをやめてしまう。私がよくなるパターンです。

 1回ではなりませんがこれが毎週1回は見せる、毎日人に見せる、とかでもやっぱり熱が冷めてしまうんですよ。客観性を得て軌道修正は出来ますがその時に同時に熱が逃げます。

 自分の熱も逃げます、たまに化学反応を起こして熱が燃え上がりますが中々そうはなりません。

 

 人に見せないと熱を持って書けるけど独りよがりになる。

 人に見せると冷静になれるけどその時の熱が逃げる。


 最近そのあたりの大事さを再実感しますです。『熱の調整』は自分で言うのもなんですが難易度極高だと思います。

 

 皆さんも自分の持ってる熱を気にしながら書いてみるのもまた面白いかもしれないですよ?

 今回はこんな感じです、それでは~。




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