美味しい料理を作れない料理人に未来は無いというお話
さて、突然ですが漫画制作ないしお話制作は料理と似ている。
大雑把に言うと、料理人とお客さんが居るという意味で。
とはいえ料理といってもジャンルが色々ある、和洋中とか。
そんでもって話にも色々ある、私だったらVRMMOとかループものとか。ファンタジー、SFとか。
今まで色んなジャンルの作品を書いていて思ったことがある、それは器用貧乏になっていないか?っということ。
絵だったら描きたいものは資料があれば一応『形』にすることは出来るようにはなった、最初は空も飛べなかったが今では自由に空を飛ぶ絵は簡単に描ける。
では、話のほうはどうだろうか? これが結構難しくて元々私は話を書くために絵を練習していた人間なのである。
良い話に絵を載せて話をよりドラマチックに盛り上げるのは良い。では話が良くないのに絵を載せてしまったら? 本末転倒なのである。
小説と漫画でも色々と違いがある、小説は速く上がるが理解されるのに時間がかかる。漫画は遅く上がるが速く理解される。
どちらも一長一短なので個々人の意志に委ねられる、広い世界を観てじっくりと今後の方針をどうするか決めたつもりだ。
また例に上げてしまうが変態うさぎが幻想入りという作品は1ヵ月シナリオを書き続けて漫画・動画編集に11ヵ月を有している。
漫画や動画制作にはわかりやすさということについては右に出るものは無いと思うがその代償として膨大な時間を消費してしまうということ。
複数で制作するのなら話は別だが私は個人である、個人に時間は無限ではなく有限である。
私は過去十数個作品を作っているが『面白い』っと言われたことがあるのはこの本気を出した1作ないし数作しか記憶にない。
もし、変態うさぎレベルのシナリオを書き続けられれば?
同じ内容で、
1年かけて漫画作品を1作上げるか
1年かけて小説作品を12作上げるか
漫画は1発で美味しい料理を作らなければならず、小説なら12発美味しい料理を作れる『かも』しれないという可能性を秘めている。
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるという言葉はあるが、私は割かし鉄砲の腕には自信が無い。
話が脱線したが例えば料理はラーメンやらパスタやらで具材や調理法が違う、漫画に例えると同じジャンルは数あれど調理方法が全く同じというモノはほぼ無いに等しい。
本題に入るが。レストランで総合的な料理の腕を上げた料理人のラーメンと、ラーメン屋さんが何十年もラーメンのみに鍛錬を積んだラーメンどちらが美味しいか。
っという話だ、答えは誰の目から見ても明らかである。
お話に置き換えると、恋愛・ファンタジー・冒険とジャンルの違う世界を知ったあとのファンタジーと。ファンタジーのみに重きを置いたファンタジー。どちらが面白くなるだろうかということになる。
それは人によって違うし確率論になってしまうが何年も同じジャンルを知り尽くした方に軍配が上がるだろう。私達はそういう勝負をしているのだ。
色々な作品に触れていつかは面白い作品は作れるかもしれない、だが『一点特化』『ステータス極振り』した人はバランス型より速く面白い作品を作り上げるだろう。
では、なぜタイトルの未来はないということになるのか。
さっきも言ったように面白い話を作れれば絵にした時未来はある。だが面白い話を作れなければ絵にしても未来は無い。っという意味だ。
料理人と違い店の家賃というのは無いが、作家だと静かに誰にも知られずにゆっくりと消えてゆく。
絵の参考書で『画力はあるだけあった方が良い、そのほうが仕事が来やすいからだ』っということで画力を上げる事を勧めている。
小説の場合文章力になるのだろうが、この文章力やジャンル特化・読書量に重きを置きたいと思っている。
代わりに画力・動画編集力を犠牲にする。
全ては面白い作品を作るため。
若いのか若くないのかよくわからない年齢だが14年間漫画を描いてきた者としては身を斬るような思いではある。
私は、話と絵のどちらに極振りするかを考え。悩み、そして話に極振りすることを決断した。




