表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5


 私、ミーティアは今、中級モンスターがよく出没するフィールドにいる。

 本来であれば70レベル前後のハンターが数人で狩るような場所だが、私はいつも1人でここに来る。

 一緒に狩ができる仲間なんていないぼっちだからな。

 ぼっちでわるいか!


 私のクラス(職種)は魔法剣士という特殊クラスだ。

 剣士と比べると明らかに貧弱な耐久力。

 魔法師と比べると明らかに劣る魔法殲滅力。

 有利な点と言えば、遠近両方の攻撃が出来る事。


 仲間になんてして貰えるわけもなく、なる気も起きなかった。

 1人で戦うしかなかった。

 1人でも戦えるくらい強くなるしかなかった。

 来る日も来る日も戦い続け、気づいた時にはと私の周りに同レベル帯のハンターはいなかった。

 いつしか私は効率厨と他のハンターから言われ、敬遠されるようになった。


 まぁ、それはさておき、今日もよく狩れた。

 レベルも上がったし、モンスターから出てきた素材も大量だ。

 久しぶりにちょっと豪華な御飯を食べるのも良いかもしれない。


 ・・・?


 突然、何か心の奥底が冷えるような違和感を感じた。

 周りを見渡したが特におかしなモンスターがいるわけでもない。

 大分日も傾いてるし、空気が寒くなってきたんだろうか。

 街まで帰還用アイテムで帰るとするかな。


 突如、私の全身から力がぬけた。


 イッタイナニガオキタ!?


 カシャンと音を立てて何かが落ちた。

 私は必死にそれを確認する。

 それは絆のネックレスというアイテムだった。


 私が持ってるたった一つだけの絆の証。

 私と兄様を繋ぐ、唯一の物。

 それが今目の前で真っ黒に色を変えて砂のように崩れていく。


 これがないと私は・・・私は!



 怖い、兄様・・・助けて。


サブタイトルはとりあえず、仮です。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ