56 決着、そして
部屋の中心の祭壇で、どす黒い鏡からあふれ出た魔力が荒れ狂う。渦巻くようにそれは流れ出すものの、満ちることはなかった。明るいその空間には眼を凝らさないと見えないくらいの魔力しかない。祭壇に近づかなければ全く持って問題はなかった。
「らぁ!」
「やぁ!」
ミナミの拳とレイアのダガーが同時に半獣反蟲の異形──インセクトキマイラに突き刺さる。ダガーに纏わりつく紫電が一瞬のうちに異形の体を駆け巡り、肉を焦がす嫌なにおいが鼻についた。獣の足をぴくぴくと痙攣させたそいつの腹はぱっくりとさけ、そこから黄色い体液がちょろちょろと流れ出ている。その断面は黒く焦げていた。
「ゾンビには?」
「しない。これ以上いるとさすがに邪魔だ」
インセクトキマイラの頭を確実に踏みつぶし、ミナミは死体が消えるのを確認した。少し食べようかとも思ったのだが、獣の部分はともかく、蟲の部分には食欲がわかない。
バッタ類の脚や翅は消化ができず、食べすぎると胃に溜まって死んでしまうともじいちゃんから聞いたことがある。味も蟲なら大体同じだそうなので、わざわざここで食べる必要もない。
異世界だろうとキマイラだろうと蟲は蟲だ。たぶんイナゴと同じだろう。
ぐるりと辺りを見回す。
ゴブリンやホールスパイダーと言った雑魚はもうすべてゾンビ化したか倒されたかだ。最後のほうまで頑張っていたインセクトキマイラは襲い来るゾンビを何匹も倒していたものの、ミナミたち二人を同時に相手をするほどの実力はない。
厄介なフォーリンドラゴンも消え、月歌美人もロックゴリラもゾンビとなっている。ラスボスの風格を漂わせていたディアボロスバークもゾンビ化が効かなさそうだったマインドイーターやイビルスピリッツもいない。
残っているので真っ先に始末すべきなのは……。
ほぉ──ぅ
「……オウルグリフィンだな」
前足でゾンビの頭を踏みつぶしたオウルグリフィンが悠然と鳴く。数えるのも馬鹿らしくなるほどのゾンビを尾っぽの一振りでなぎ払い、ブルータルスクイッドから吸収したのであろう水の魔力で大きな渦をつくり、ハングリースライムをぶちのめしていた。
やはり、こいつは強い。
「おまえとおまえ、あとおまえもこい!」
こいつは全力で向かうべきだと判断したミナミは、近くをゆらゆらとうろついていた月歌美人ゾンビとロックゴリラゾンビ、そしてダイアツリーゾンビに声をかける。
どいつも力が自慢の魔物たちだ。こいつらなら、オウルグリフィンの攻撃でも少しは耐えられるかもしれない。
「押さえつけろ! 何があっても離すなよ!」
ひぃぃぃぃぃ!
ドゥァァァァ!
ギァァァァァ!
奇声をもってミナミの命令に答えた三匹はオウルグリフィンへと飛びかかる。月歌美人が軽いフットワークで上を潰し、ロックゴリラが正面から突撃、ダイアツリーは根を蠢かしてその足元をすくおうとした。
当然、オウルグリフィンも黙ってそれを受け入れるはずがない。鋭いかぎ爪でダイアツリーの根をズタズタにし、上から飛びかかってくる月歌美人の拳を尾っぽを器用に振って迎撃する。そして余裕を持ってロックゴリラの突撃を交わし、お返しと言わんばかりに翼撃を叩きつけて吹っ飛ばした。
ロックゴリラの巨体が水平に吹っ飛び、遺跡の壁にぶち当たってわずかばかりの土煙と壁のヒビを作った。
これで終わりか、と言わんばかりに夜の帝王はほぉ──ぅ、と鳴いた。
「やってくれるじゃんか」
オウルグリフィンの鳴き声は眠りの魔法にもなっている。が、ゾンビであるミナミにそれは効かない。
そのことに驚いたのだろうか、そいつは煩わしげにミナミに向き直る。むかつくことに欠伸を掻きながら、だ。
その様を見たミナミは悪役のように口を釣り上げて笑う。
「その油断が命取り! おまえら、やっちまえ!」
ウォォォォォォォ!
オウルグリフィンが気づいた時にはもう遅い。そいつは360度、文字通り自分の周りの全てを包囲されていた。
ゴブリンがグラスウルフがスカイアントがゴブリンキッズがホールスパイダーがウルフゴブリンがキュリオスバードが月歌美人がロックゴリラがマッドモンキーがスケアリーベアがラピッドラビットがインセクトキマイラがスラッシュホースがリンガースネークがブルータルスクイッドがフォルティスガルーダがボルバルンがグリーフサパーがハングリースライムが……。
この部屋にいるありとあらゆる種類の魔物が皆一様に虚ろな目をし、涎を垂らして襲いかかる。
上下前後左右、どこにも逃げ場はない。
とっさにそいつは魔法か尾っぽか、ともかくそれらを打ち倒そうと体をしならせ構えを取った。
が、しかし。
戦っているのはゾンビだけではない。
「隙だらけよ!」
ゾンビの影に潜んでいたレイアが雷鞭を鋭く払う。それは寸分たがわずオウルグリフィンの胴体を打ち付けた。
荒ぶる紫電が全体に走り渡り、その動きを麻痺させる。憎悪の目でオウルグリフィンが睨んできたときにはすでに、最初のゾンビの群れが群がる直前だった。
ウォォォォ!
身動きすら取れないほどの圧倒的な質量が夜の帝王を呑みこんでいく。オウルグリフィンがジタバタともがくがその上にぞくぞくとゾンビが群がっていく。
いくら力が強くても、数には勝てない。あっという間にオウルグリフィンの体はゾンビの山の下敷きとなる。怨嗟の鳴き声と歓喜の怒声が広間いっぱいに響き渡った。
それに混じる生々しい食事音。やがて、ぶるっとその山が揺れたかと思うと、全身を傷だらけにしたオウルグリフィンが濁った眼をしてたっていた。
前足が押しつぶれてしまっている。腹からは臓物がはみ出ていた。
それでもなお、そいつは平然と動いている。ゾンビの誕生だ。ほっと一息ついたミナミとレイアが次の獲物を探そうとしたとき──
ィィィン!
「!?」
祭壇の中央にある鏡が一際大きく輝き、視界が真っ白に染まった。カメラのフラッシュが焚かれたかのような閃光だ。
反射としてミナミは眼を閉じる。同時に感じる、吹き荒れる魔力。レイアの雷剣のようなうるさい金属音が鳴り響いていた。
ミナミはとっさにレイアのまわりをゾンビで固めて自分は身を伏せた。
一秒、二秒、三秒。特に何もない。眼を閉じたまま叫んだ。
「レイア、フェリカ、無事か!?」
「……」
「おい!? 返事を──!?」
眼を開けて、そして同時に気付く首筋の違和感。ちりちりとした感覚がさきほどより少しだけ多くなっている。だいぶ少なくなってきたはずの魔物の荒い息遣いがやけに大きく聞こえる。ついでに、殺気や羽音も先ほどより増えていた。
「はは……うそ、でしょ?」
無事だったらしいレイアが真っ青になって呟いた。その瞳の中で、倒したはずの魔物が元気な姿で立っていた。
フォーリンドラゴンが、ディアボロスバークが、オウルグリフィンが。
初めて湧き出たときと同じようにそこに佇んでいる。
「な、なんで……」
「鏡よ! あの祭壇の鏡!」
フォルティスガルーダゾンビに掴まったフェリカがミナミたちのそばに下りてきた。ミナミはとりあえずゾンビを周りに配置し、話を聞く態勢を整える。
幸いなことに新しく出てきた連中はすぐには動けないようで、襲われる前にゾンビの配置を終えることができた。
「あの鏡が光った直後、魔物が溢れだしたわぁ! あれが魔物を呼び出しているのよ!」
荒々しく祭壇で魔力の渦を作っている鏡をフェリカが指さす。
なるほど、確かに最初に魔物が現れたのも鏡の変化の後だった。よくよくみれば、魔物の種類も数も最初と同じような気もする。妖しく黒く煌めく鏡は変わらずにそこに佇んでいた。
「ってことはあれをどうにかしないと終わらない?」
「でしょうねぇ。しかもたぶん、魔力溜まったらまた湧き出すわよぉ。それまでに今いる魔物を片づけないと。……あと、さすがに私達はもうスタミナ切れよ。また戦えってのはちょっと難しいわぁ」
そろそろ、動きだす魔物が増えてきた。ミナミたちに襲いかかるのも時間の問題だろう。
いくら特級冒険者のレイアとフェリカでも、連戦乱戦で疲弊した今の状態でこの大量の魔物と切り結ぶのは不可能に近い。ましてや、相手にはオウルグリフィンだっているのだ。
だが、最初とは違う要素もある。
「じゃ、休んでていいよ。ゾンビいっぱいいるし。鏡はおれがぶっ壊してくる」
友達の家に遊びに行くかのような気軽さでミナミは笑って言った。
実際、オウルグリフィンゾンビだって仲間にいるのだ。いろんな奴がゾンビになっているし、数が多ければ多いほどこちらとしては有利になる。もう、負ける要素など欠片も残っていなかった。
「じゃ、ちょっくらいってくる!」
ミナミが鏡に向かって駆けだしたのとゾンビたちが魔物と衝突したのはほぼ同時だ。
ミナミは目の前にいる魔物だけを蹴り飛ばし、引き千切って鏡へと走る。視界の端でゾンビどもに群がられた魔物がどんどんとゾンビとなっていた。ぎゃあぎゃあとうるさく喚いて逃げまどう魔物もいる。
オウルグリフィンゾンビとオウルグリフィンが空中で激突していた。二匹はもつれこんで地上に落ち、互いに魔法と尾っぽの攻撃の応酬を繰り返す。が、ゾンビとなって身体的スペック上がっているのに敵うはずもなく、生きていたそいつは胸元を嘴で貫かれ、新たなゾンビとなった。
反対側ではジャイアントラーヴァが猛威をふるっている。その燃え盛る溶岩の巨体は群がるゾンビの体を焼くつくしていた。
灼熱の息吹は空を舞う魔物の羽を焼き落とし、紅蓮の拳が月歌美人ゾンビの腹を焼き破る。
接触攻撃しか持たないゾンビの天敵のような魔物であったが、それに気付いたオウルグリフィンゾンビが水の魔力を打ち出したことによりあっさりと倒れてしまった。やはり、オウルグリフィンは賢いらしい。
「あらよっと」
祭壇の前に立ちふさがっていたスケアリーベアを踏み台にしてミナミは鏡の前へと躍り出た。闇の大穴とでも形容すべき黒い鏡が今も魔力を噴き出し、妖しく煌めいている。この明るい空間には酷く不釣り合いな外観となっていた。
ミナミはそんな鏡をちらと見て、拳に力を込める。一瞬ちらりと鏡の中の風景の事を思い出したが、もはやどうでもいいことだ。この鏡はなるべく速やかにぶち壊されなくてはならない。
「砕けろ!」
全力を込めてミナミはその土気色の拳を振り下ろした。
鏡と拳が当たるその瞬間、蝋燭の灯が消え去る瞬間に強く燃え上がるかのように魔力が溢れだす。ミナミが今までに感じたことのないほどの量だ。
しかし、その程度でミナミの拳を止められるはずもなく、ミナミが右拳にめりめりとした感触を感じたその直後、パリン、と高い音を立てその鏡はあっけなく砕けた。
鏡の破片は細かく飛び散り、黒が抜けて最初に見たときのような透明に戻る。魔力の噴出も収まった。
「そっちはどうだ!?」
破片で傷ついた手をさすりながらミナミはレイア達のほうへと振り向く。ミナミの眼がぎらついたナイフを捕えたときにはすでにその手は再生し、傷は一つ残らず消えていた。
「だいじょぶ、問題なし!」
「終わるのも時間の問題ねぇ」
二人はちょっと離れたところでゾンビに囲まれながら体を休めている。どうやら鏡が壊れても呼ばれた魔物は消滅しないらしく、何匹かがその反対のところで暴れまわっていた。
が、大量のゾンビに囲まれているのでいずれ倒されるだろう。フォーリンドラゴンもオウルグリフィンもゾンビ化しているのだ。よほどの特例がない限りこのゾンビたちを倒せるはずはない。
「案外あっさり壊しちゃったね」
「ま、殴るだけだったからな。鏡そのものの耐久力も大してなかったし」
「なんか、意外とあっさり終わりそうねぇ。最初に戦ってた時はけっこうきついと思ったのだけれど」
ミナミがゾンビを作りさえすれば、相手の数など問題にはならない。ましてや今回のように無限に敵が湧き続けようとも、むしろ返って好都合なだけだ。
もしこれが普通の冒険者だったら最初の波ですら打ち勝つことはできなかっただろう。おまけに、鏡の仕組みを見破らなければ永遠に戦い続けることになるのだから。
「あれって結局何だったの? 思い出とかを写す鏡?」
「と、見せかけて魔物を召喚しまくる鏡だな。人を引き寄せたところで魔物に殺させるっていう罠なんじゃないの?」
「そうっぽいけど……結局お宝じゃないのよねぇ」
もう三人はすっかり戦闘態勢を解いてしまっている。ミナミたちの反対側に生きている魔物がいるが、その何倍以上ものゾンビがそいつらを取り囲んでいるからだ。万が一にも、こちらに危害を加えられる可能性はないといっていい。
「今回は収穫なしなのかな。結局遺跡のこともわからなかったし」
「学者連中にとってはきちんとした文明があったってだけで収穫よぉ。それに、鏡の欠片があるじゃない。お土産にしましょ」
「金になるのかな、これ。そもそも持ってても大丈夫なものなのか」
なんだかんだいいながら、ミナミは鏡の欠片をいくつか拾って巾着に入れた。透明なその欠片からはもう魔力も何も感じない。この遺跡の壁や床を構成する材料と手触りが少し似ていたが、輝きはだいぶ違う。なにかしら関係があるのだろうか。
「あー、早く終わんねえかな」
首筋に感じる気配がさっきの状態から一向に減らない。どうやらうまく逃げ回っている魔物がいるらしい。ゾンビが多すぎて生きている奴の姿はここからでは見えないが、まだそこそこの量が残っているようだった。
「まだ終わってないの? 見た感じ、全部ゾンビになってるけど?」
「いや、気配はまだ残ってるぜ?」
「面倒臭いなら、ゾンビ消して自分で片づけちゃえばぁ? 大物はいないみたいだし、ゆっくりと食事もしたいでしょ?」
「いいね、それ」
ミナミはにんまりと笑いフェリカの提案を受け入れる。実は、食べたい奴が何匹かいたのだ。
レイアがそんなミナミの顔をみてほどほどにしとけ、と注意をいれる。ゾンビとしてのミナミのお食事シーンは心臓に悪いらしい。
ききぃ、とフェリカの肩にいたピッツがミナミの頭に躍り出た。こいつも喰う気満々の様だ。
「あ、とっておきたいやつとかいる?」
「フォルちゃんだけ残すのはどう? あれ、私もやってみたいのよね。帰りも楽に行けるだろうし」
「りょーかい」
ミナミは頭の中で念じる。
──フォルティスガルーダ以外、消えろ
次の瞬間、ミナミのその命令を遂行しゾンビたちがたちまちのうちに塵芥となった。あれほどまでの重圧感があった肉の壁が、あっという間にボロボロと崩れていく。五匹のフォルティスガルーダゾンビだけが、そこで羽ばたいていた。
改めてみるとなかなかきれいなものだ。全体的に紅く、どこか神々しささえ感じる毛並み。嘴から尾羽にかけてのすらっとしたラインはまさに生きた芸術だ。きりっとした目つきもまたたまらなくカッコいい。
最大の特徴はその尾羽だろう。孔雀や不死鳥を連想させる、独特の模様が入った実に美しいものだ。あっちのセカイでも、好事家に売ればものすごい値段がつくだろう。
だがしかし、その光景には大変な違和感がある。そう、その五匹のゾンビだけしか、そこにいなかったのだ。
「……あり?」
「ほら、やっぱり終わってたじゃない」
「いやでも気配が──」
気のせいなんじゃないの、というレイアの言葉に反論しようとしたミナミはもう一度ゾンビの能力の生命気配探知を試みた。
首筋にちりちり走る感覚はやはり未だに残っている。ここの魔物特有の違和感のある生命の気配は確かに残っていた。
「この迷宮のどこかにいるやつじゃないのぉ?」
「いや、これは鏡が光った時に初めて出てきた──!?」
そしてミナミは気づいてしまった。気づきたくないことに。
初めてこの気配を感じたとき、ミナミはそのあまりの量に気配があるということはわかったものの、どこにどれくらいあるかということまではわからなかった。だから眼の前に大量に現れた魔物を見て、てっきり全てそいつらの気配だと思っていたのだ。
だが、そいつらを殲滅してなお気配は残っている。
それはすなわち──
──その程度の量を無視できるほどの大量の気配がどこかにまだあるのではないか?
──鏡が魔物を召喚できるのは、この広間だけでないのだとしたら?
「……まずい」
嫌な予感がし、推測に基づいてある一方向に集中して生命の気配を探る。幸か不幸か、ミナミの想像した通りの場所に強い気配を感じた。
この魔物特有の違和感のある気配でなければすぐにでも気付いたことだろう。いや、これほどの、意識しなければ認識できないほどの大量の気配なんて、普通のものでも気づけなかったかもしれない。
しかも、おまけに。
ミナミの顔はどんどん青くなり、掻かないはずの冷や汗が掻いたような幻覚に陥る。
「ねぇ、どうしたのよあなた。いつも以上に顔色悪いわよ?」
「すぐに戻るぞ! 王都が、子供たちが危ない!」
「え? どういう──」
「ここにいたやつらの何千倍もの量の気配が王都に向かっている! 全部、魔物だ!」
20160809 文法、形式を含めた改稿。
虫を食べるときは一日か二日は袋に入れて糞抜きをしましょう。バッタ類は脚や翅取ることを忘れずに。脚も翅も不消化性なうえ、脚の棘が胃壁を傷つけるので少量ならばともかく食べ過ぎると胃腸不全を引き起こします。蝗害のせいで主食がバッタだったと思われる生き物が胃袋をパンパンにして死んでいるのも発見されています。
蛹や幼虫、腹の膨れた虫を素揚げにするときは必ず爪楊枝でいくつか穴をあけてください。あけないと揚げている最中に爆発します。
火を通せば大体の虫は食べられるそうです。毒持ちはあきらめましょう。困った時は素揚げがバター炒めで。
……ホントあの本の先生はすごいと思う。なんで「虫を見つけた。とりあえずバター炒めにしてみた」って言葉が自然に出るのだろう?




