特進の百合のヨリさん ~学校の外にカベはない!~
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特進のヨリさん×普通のコースのひねくれ者(♀)
『特進のヨリさんは凛々しくて可愛い』
入学式で私が知ったこと。
凛々しくイケメン的な顔つきや雰囲気。
先生に名前を呼ばれ「はい」と応えた声は低く、まるで王子様のような。
だから、私は『カベ』を作った。
「私ゃ特進じゃないし、まあ、関わらないだろう、縁なし縁なし。ハハハ」
本が好きだけどバカな私、ヨリさんは特進だから関係ねーや、と。
本が好きなんだから勉強できてもよくね? とも思いつつ。
―図書館
なんなん…この状況…なんなん!?
ちらり、と隣をのぞく。
つながっていなく、1人用の空間があり、間があり、また1人用の空間。て言ったら通じる?
私の隣には、さっき式で存在を知った、特進のヨリさん。
学校の外だから、カベを感じない。
ま、まあいい。特進だし、読書が好きで勉強もできる人、ということなんだろう。
私とは違って? うるせえよ。
相変わらず王子様オーラ、それが常時なのかなあ。
今、ヨリさんは漫画を読んでいる。
百合ものの漫画。
液が飛び散ったり、いかがわしい舌使いをする、エロ本。
なんか王子様が百合もののエロ本持ち込んで読んどる!?
可愛い百合だったら多少は納得したよ!? 「王子様が百合、イイネッ! 私も攻略して!」と、むしろ感動したよ!?
表情は王子様、凛々しい。
が、読んでいる本は、やっぱりどう見てもエロ本。
王子様ぁー!?
不味い、隣に同じ学校の女子がいるってバレたら不味い、貞操の意味で。
そう思い、立ち上がる。
そして、部外者の雰囲気を気合いで出しながら後ろを通りすぎようとする。
よし、バレてない、早く通りすぎよう。
と、早歩き開始。
が、
「…ふふっ」
ヨリさんが笑いながら振り向く。
「知ってしまったね、私の秘密を」
凛々しい雰囲気、若干アブナイ雰囲気も。
「イエ、アタシャナニモシリマセン」
カクカク、首を横に振る。
「アナタハダレデスカ?」
「ふーん」
ヨリさんは立ち上がる。
そして、
「イケナイ子」
ささやかれる。
明日から学校が怖いd=(^o^)=b
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




