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「ここか・・・・今日から俺が通う聖フィオルネ学園高等部」

ちなみにミズキはいない

「いや〜〜

無駄にでかいなぁ」

(ってかでかすぎるだろ

・・敷地内に森は必要なのか?とりあえず寮に行かないとな)


学園のパンフレットを取り出す


(寮はあっちか)

パンフレットを見ながら寮に向かう






「ちょっと!」

声が聞こえたので辺りを見渡すが誰もいない


(気のせいか)


「ねぇってば!」

再び聞こえたのでまた辺りを見渡すが誰もいない


(もしかしてこれは学園七不思!?スクープになるぞ〜!)


「上よ!」


(上?)

言われた通りに上を見ると木の上に金髪のツインテールの女の子がいた

(学園の七不思議じゃないのか・・・期待させやがって)

「この学園は木登りが流行りなのか?」


「違うわよ!

猫が木から降りれなくなっていたから助けようと思って・・・」


「猫なんかいないじゃねぇか・・・」


「わ 私が登ったら自分で降りて行っちゃったのよ!」


「へぇご苦労様

じゃあな」

手を振りその場を去ろうとする


「降りれないのよ

助けなさい!」


「降りれないのに登るなよ・・・・バカかおまえ?」

(しかも命令系!?)

「しかたないでしょ

以外と高かったのだから」


「・・・で俺にどうしろと?」(・・・・助けを求めているくせに随分と偉そうだな・・・)


「・・・脚立を持って来て」


「嫌だ

なんでそんな怠いことを・・」


「じゃあどうするのよ」


「もっと善人が通るのを待つことだな」

(そのうちミズキが来るだろうし)

「呼んで来てよ」


「わかった

今日ホームルームがあれば議題に出しとくよ題名は《木に登り降りれない猫女を助けよ》っとこだな」


「誰が猫女よ!・・・もういいわ邪魔だからどっか行って!」


「そうかい

じゃあまたな」


「待ちなさいよ」


「邪魔なんじゃないのかよ!?」


「飛び降りるから受け止めて!」


「え〜」

(めちゃめちゃだなこの女)

「行くわよ」

言うや否や飛び降りた


「バカ野郎!どこ飛ぶつもりだ!

ちゃんと目開けろ!」


「キャ」


俺は見当違いの方向へ目を閉じながら飛び降りた猫女をなんとか受け止めたが

バランスを崩し倒れた


「いたたた・・

ちゃんと受け止めてよね」


(助けてやったのに

無茶苦茶だなこいつ・・・)


「ちょっと聞いているの!?」


「あ〜

とりあえず退け」

今の状態は傍から見ればこいつが俺を押し倒しているように見える


「っ〜〜// 」

猫女は慌てて俺の上から退いた


「もう木登りするなよ

じゃあな」


「痛っ!」

振り向くと足を抑えていた

(捻挫でもしたのか?

まぁとりあえずこいつとはこれ以上は関わりたくない)

無視して去ろうとする


「待ちなさい!

女の子が捻挫しているのに無視する気?」


「自業自得だろ?

被害者は俺だぞ

無視されたくないならば態度を改めることだな」


「う・・・・わかったわよ

寮まで送って下さい」


「却下」


「何でよ!改めたじゃない

送りなさい!」


「なんで初日から女子をおぶって女子寮に行かなきゃいけねぇんだ!

初日から変な噂が立つだろうが!」


「私だって我慢するのだから

送りなさい」


「バカなのかおまえ!?おまえのためになんで俺が我慢しないといけねぇんだよ!

ふざけるな!」


「女の子を一人でこんな所に置いて行って平気なの!?」


「全然!余裕だ」


「あっそ

わかったわよ

じゃあもう行きなさいよ」


「あぁ行ってやらぁ」


俺はもう引き止められないように走ってその場を後にした

後ろから

「えぇ本当に行くの!?」とか聞こえたが気のせいとしよう

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