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はすなうぐいす  作者: 晴雨
春【一】
9/62

春の雨

これは、春も終わりに近づく頃の朝の話。


雨が降っていたので、覚悟をして玄関を開けてみると、暖かかった。

寒い季節を過ごして来たからか、それが新鮮だった。


外を歩けば、曇り空の灰色の中で、新緑がどこか眩しく瑞々しい。

傘からこぼれて頬に当たる雨粒は、少し温くて心地よかった。


はるのあめ しずくはみなに しみわたる


待ち合わせの場所で、つと吹く風に、スカートを抑えるうぐいすさんに伝えれば、そんな風に書き付ける。


「そっか、そろそろ穀雨の頃なんだね。」


百穀春雨ひゃっこくはるさめ

多くを芽吹かせるこの頃の春雨を、このように言うらしい。


ふにゃりと微笑む笑顔が印象的だった。



ひとこと事項


・春の雨(季語:春)

春の雨には暖かで明るめのイメージがあると、季語の紹介には出てきます。雨粒が当たっても冷たくなく、木々が成長のために勢いよく雨を吸っているような感じがすると、なんだか次の季節への躍動を感じます。


・穀雨(季語:春)

節気の一つ。種まきに丁度良い季節ということのようです。今年は何か、育ててみませんか?




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