表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はすなうぐいす  作者: 晴雨
42/62

充電の日

これは、何もしないと決めた休みの日の話。

今日は休みなんだから休むぞ、と昨晩思い切った時は、とても気分がよかった。


早めに目を閉じると、早めに目が覚めて、朝日を見る。

今日はなにもしない、なにもしない・・・。


朝ご飯を作ってくれる人がいるなら、ちょっと悪い気もするだろう。

一人暮らしなら、一日くらい作りたくないならそうすれば良い。


日が昇ってくると、何もしないことにちょっと飽きてきて。

いつのまにか好きなことはやっている。


ああ、もうお昼か。

漠然とした焦燥感が頭をよぎる。


それから素敵な休日が半分終わってしまったことが残念になってきて。

その気持ちが日が落ちるにつれて強くなる。


そうして一日が終わった。


『今日は、ゆっくり休めたかな?』


気付けば、こととから連絡があった。

この日用事があった彼女には、その大変さを何だか申し訳なくて聞きづらい。

ゆっくりはできたけど、少し空虚だったと返事をすれば、


『眠くなくても、目を瞑るだけでも体の方は休まるよ。

 寂しく思えたなら、明日は次のことをやってみようって、

 心の方の充電もできた合図かもね。』


受け売りだけどねと、そんな返信をもらった。


草露や秋深まって玉結ぶ


ああ、もう休むのも飽きたかな。

仕方がないから、明日は焦燥感を晴らしにいこう。

そんな風に思った。




ひとこと事項


休みの日って、前日の夜が一番わくわくします。そして当日に今日はゆっくり休むぞって思っていたら、何をしようとしまいと、気づけばもう一日が終わってしまったって悲しく思ったことがあります。もし同じ経験をされた方がいらっしゃったら、ここに仲間がいますよと、そういう気持ちで書かせて頂きました。


体の充電に必要な時間と、心の充電に必要な時間って、同じではないときがあるように思います。もちろん自分の自由にできる時間の範囲ではありましょうけれど、どちらかの充電に時間がかかるまでは、もう片方に合わせて休むのも良いのだろうなって思います。


今回もお目通し頂きありがとうございました(*'▽')!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ