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はすなうぐいす  作者: 晴雨
夏【一】
19/62

止まない雨の中で

これは、カフェで雨宿りをしていた時の話。


重たい空にのしかかられたように、こととが机に突っ伏した。

窓の外は雨が降りしきり、止みそうな気配はない。


「やってもやってもやることが終わらない…(৹˃ᗝ˂৹)」


少し手を抜いてみたらと悪魔の囁きをすれば、肯定とも否定ともとれない返事。

大変だねと声をかければ、そうなんだよ~、と苦しさを吐露する。


「夏休みが近くなれば、まだやる気もでるのになあ。」


最近では、五月病を乗り越えても、六月病になる人もいるのだとか。

まあ、七月病、八月病、九月病…なんて言葉も調べてみるとあるようで、皆、様々なライフスタイルと共に、辛い時期を過ごしているようだった。


晴れの日を楽しく過ごすには、雨のうちに頑張らないといけないんだけどな。

エンジンがかかるまで時間がかかるように、頑張れるまでぐだぐだする時間が必要なのが、人間というものであるような気がする。


そんな話をすれば、彼女はそれを、メモに書き留める。


「こんなことしている場合じゃないのに、こういうときに、色々思いついたりするんだよね(´艸`*)」


梅雨曇 つらいときこそ うたが湧く


そう書き付けると、エンジンがかかるまで待っててねと、こととはもう一度机に突っ伏した。




ひとこと事項


・梅雨曇(季語:夏)

爽やかな5月のGWも明けて、梅雨に入りやることが増えてしまうと、陰鬱な6月の雨の中で、苦しさを覚えることがあるのではないかと思います。小説家になろうの投稿も、もしかしてそういったことに比例して、投稿数や内容が変化したりするのかもしれませんね。止まない雨はありませんが、雨が明けない中で辛い思いをすることもあるのではないかと思います。どちらの立場の気持ちも大切にしていきたいなと思います。


もしこととと同じように、6月に憂鬱さを感じている方がいらっしゃいましたら、ここにもそういう子がいるよ!ということで、少しでも寄り添えたらなと思いました。

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